連れ添いバトル

なにかと夢さんを指図したがるオバサンだった。
そんな彼女は3年間の闘病を経て他界した。

パンとマーマレード

2008-05-30 | 家ごはん
 
 
「うーんやっぱり美味いなぁ」

昼食時、パンにマーマレードをたっぷり塗って頬張る夢さん。

オバサンが焼いてくれたパンを食べるのは、久し振りじゃないのか。

「お店で買ったほうが、美味しいに決まってるのに」とオバサンは言うけどね。

夢さんは、なんと言ってもこっちのほうがいいな。

別にオバサンに、ゴマする訳じゃないけどさ、やっぱりこっちだよ。

「おいしい?」横顔にオバサンの視線を感じる夢さん。うん、美味いよ。

パン好きな夢さんを知り尽くしてるオバサンだからな。

目が笑ってるんじゃないのかオバサン。

パンに野菜サラダ、ヨーグルトとコーヒー。それでも夢さんには至福のひと時。
 

バターを見つけた

2008-05-29 | 家ごはん
 
買い物から帰るなり、オバサンの第一声「おとうさん、パンが焼けるわよ」

スーパーで、ついにバターを見つけたオバサン、近くの店員さんに聞いたそうだ「1人1個かしら?」

すると店員さんいわく、「次は何時入るか分かりませんので、どうぞどうぞ」つまりは早い者勝ち。

僅かばかりの入荷なのに、個数制限をしたところで、所詮意味がないと言う事なのだろう。

6個有った内、オバサンさすがに悪いと思ったので、2個は残してきたそうだ。

えぇーほんとかよ、オバサンやったね。夢さん大喜び。

やがて、ファーム落ちしていた、我家の"パン焼き器"クンが活動を開始した。

ゴンゴンゴンゴン、タネをこねる音が何とも頼もしいではないか。なんかドキドキするなぁ。

ハハハハ単純だねぇ。こんなのも「小さな幸せ」っていうのかな。

当ったりめぇよ!大きな事ばっかり夢見ちゃいけないよ。 

小さな幸せの積み重ねが、大きな幸せに繋がるんだよ。プッ、なんとも鼻息が荒いね夢さん。 
   

くったくた

2008-05-28 | 6人の孫
 
朝から6孫を預かった夢さんとオバサン。

2嫁が、4孫の遠足の付き添いなので、6孫は早朝から我家に来ている。

オバサンは、何やかやと忙しそうなので、もっぱら夢さんが見る事になってしまった。

とは言ってもさすがオバサン、忙しそうにしながらも確りと目を光らせているようだ。

それは危ない、これはダメだと、何かと夢さんに指図する。

嫌んなっちゃうよなぁ、とてもじゃないが、6孫の動きについていけない。

午前中だけで、もうたくさん。くったくた、このおチビちゃん疲れないんだろうか?

解放日の昼飯

2008-05-25 | 家ごはん
 
オバサン今日は同窓会で東京までお出掛け。

さぁて今日はひとりだぞ、のんびりできるな。

オバサンの作っていった昼飯を自室に持ち込んだ夢さん。

出掛けるときは大体こんなもの。有り合わせの間に合わせなんてね。

夕食も作っていくと言うのを、かたくなに辞退したものの、さてどうするか。

自分で作るのは面倒だし、食べに出るのも一人じゃなぁ。

結局いつも、何も食べないでオバサンの帰ってくるのを待ってるだろ。

そりゃ良くないよ夢さん、だからオバサン心配するんだよ。

そりゃそうだよな。今日はちゃんと食べに行くよ。心配掛けちゃ悪いもんな。

11時かぁ、ちょっと早いけど、とりあえず昼飯食べて考えるわ。

だけどほんとの話、オバサンに頼りっきりは良くないよ。少しづつ直さなきゃなぁ。

羨ましいとは何だろな?マリ

2008-05-24 | 柴犬・マリ
マリが尻を持ち上げる。さっと袋をお尻にあてがう夢さん。

よーしナイスキャッチ!。いつも通り、ウンチを兼ねた散歩風景。

「あらー、いっぱいしたわね」通りかかった妙齢のご婦人が声を掛けてきた。

ややあって「羨ましいわ~」と、そのご婦人がおっしゃる。

「お宅もワンちゃんがいるんですか」と言い掛けて、ご婦人の顔を横目に窺った夢さん。

「おかげさまで・・・・」モゴモゴと口ごもって、マリに引っ張られる振りをしながら歩き出す。

「羨ましいわ~」は、もしかするとご自分の事?

茶目っ気たっぷりだったが、目は意外とマジだったように思えて、思わず吹き出す夢さん。

家に帰って話すと「幾つくらいの人だったの?」とオバサン。

「もう、すごい年配の人だったよ」夢さん大巾にサバを読んでおいた。 

ん?なんだ?

2008-05-22 | 一人の時間
 
ピピピッん?少しするとまたピピピッ。 

んん?何だこの音は。立ち上がる夢さん。 

オバサンは姿も見えないし、声も聞こえない。 

ハハァ、これだこれだ。キッチンのレンジが音の正体のようだ。  

中は暗くてよく見えないが、何やらガラスの器みたいなのが入っている。

どうすればいいんだ・・・・いやまて・・放っておいたほうがいい。  

なまじ、分からない事に手は出さないのが一番。

どうせ大した事にはなんないよ。ほーらねオバサンが戻ってきた。 

「どうしたの?」「いや別に」空っトボケてその場を離れる夢さん。

なまじ聞くと、また面倒くさいしな。知らん顔してるにかぎる。

マリねえさん

2008-05-19 | 柴犬・マリ
 
マリは小さな子供が大好き。

寝ているところを邪魔されても、あまり嫌な顔をしない。

遊びに来た6孫(6番目の孫、1才半)とも、まぁまぁの付き合い。

この1才半が、なかなかの悪ガキ。

マリの尻尾をつかんでみたり、背中を引っぱたいてみたりと、一緒に遊んでいる積もりなのだろう。

そのくせ、マリが ″ワン″ とでも吠えようものなら、ベソを掻いて一目散に逃げてくる。

なんだ6孫 大したことないね 怖かったの そっかそっか 夢さんデレデレ

オバサンがおやつを持ってきた 「6孫ちゃん はい どーぞ」

「テッテを洗ってからよ」と、2嫁(次男の嫁、6孫のママ)の大声が響く ハイハイ

6孫を抱きかかえ、庭の蛇口で手を洗わせる夢さん   うーん  また重くなったな

首輪パートⅡ

2008-05-17 | 柴犬・マリ
 
「ありゃー失敗したかな」首輪にドリルで穴をあけた夢さん。

試しに巻いてみると、首が締め付けられて、マリちゃん一寸苦しそう。  

ちょっと穴の間隔が広すぎたか・・・・

ところが「この方が安心でいいわ」と、散歩から戻ったオバサンは満足そう。 

「そうかそうか」まんざら失敗でもなかったようだね夢さん。

ちょっと見栄えが悪いけどさ。散歩の時だけだから辛抱してくれよなマリちゃん。

夕方の散歩は自分が行く事を早くも宣言する夢さん。「はいはい」オバサンの機嫌も直ったようだ。

首輪

2008-05-16 | 柴犬・マリ
 
ペットショップでマリの首輪を買ってきた夢さん。

「どう可愛いだろ?」「あらほんとね」 

さっそくマリの首に巻いてみたオバサン「これ長過ぎるわよ」とオカンムリ。

「えっ?」測ったつもりが穴ひとつ分長かったようだ。

「ちゃんと測っていかなきゃ駄目じゃないの」

取り換えてもらったらと言うオバサン。そんな無茶な・・・・・

「リードなんか、有るのに買うんだから」と、オバサン余計に怒っている。

「買っちゃったもの仕方ないだろ」ムッとして席を立つ夢さん。

勝手な事ぬかしゃがって!。ク〇バ〇ァ!!って言ってやりたいよほんと。

そっとマリの首に巻いてみる。ちょっと長かったか・・・・やっぱしな。 

五月雨?

2008-05-14 | 一人の時間
 
朝から降り続いている雨。

今日は何も予定がない夢さん、手持ち無沙汰この上ない。

仕方がない、オバサンでもからかってやるか。

階下に降りてきた夢さん ん? オバサンの姿が見当たらない。

買い物にでも行ったか マリはシラッとして居眠り 無愛想なやつめ

よわっちゃったな・・・

ぼんやり眺める庭先  視線の先に雨に濡れるユキノシタ・・