連れ添いバトル

なにかと夢さんを指図したがるオバサンだった。
そんな彼女は3年間の闘病を経て他界した。

ガサガサに荒れた手に驚く

2018-12-23 | 高齢生活・健康

「おかあさん ちょっと塗ってくれない」手が届かない所が痒い
オバサンに軟膏を渡して背中を向ける「いいわよ どの辺なの?」

「このへん このへん」辛うじて指先が届く辺りを指す
ざらざらとした手の感触 まるでたわしで擦られてるようだ

「おかあさん 手袋してるのか?」つい冗談が口をついて出る
「そうよ 荒れちゃうのよね」オバサン サラッとのたまう

俺なんか 風呂掃除したくらいで手がガサガサになるのに
彼女は 朝起きてから夜寝るまで 水とお付き合いだものね

大変だと思うよ だからって手伝える事は無いし・・・
年末だし 窓拭きくらいはやらないと 罰が当たるなこれは


終活年賀状パートⅡ

2018-12-12 | 高齢生活・健康

「おかあさん ちょっと上に来て」出来上がった年賀状の検閲(笑)
「ここに座ったほうがいいよ」パソコンの前の暖かい場所をすすめる

「裏も表も全部確認してね」出来上がった束を手渡す
「文章 おかしくないかな?」印刷の前に見せているのに しつこい

絶対の自信作だと自負しているが ここはあくまでも低姿勢
他の事をしている振りをしながら オバサンの手元に注目  順調らしい

思えばここ数年 この季節になると ボソボソと呟いていた小生
「いいわよ! じゃぁあたしが書くから」その都度彼女の逆鱗に

それがどうしたことか 今回はすんなりとOKが出た まさに拍子抜け
自分も歳を自覚したのか? それともオバ友さん達の入れ知恵か?

いろいろ聞いてくるんだろうなぁ・・ 内容はどうあれオバ友は有難い
「いいんじゃな~い」「ここは出さなくていいわよ」2枚がはねられた

「どうして・・」とは思えども「はい分かった」と素直に応じる
「これこれこうなのよ」彼女の説明は 聞くともなく耳の中を素通り

「やったね!」もう何を言われてもいい
長年の懸案が解決した喜びでいっぱい オバサンありがとう!!


終活年賀状を出す

2018-12-10 | 高齢生活・健康

「どうしたものか・・・」ここ数年悩んでいた 年賀状に決着をつけた
一年に一度 お互いの無事を確認するだけの手段とは 如何にも虚しい

今回は「平成最後の年」という 願ってもないフレーズが使えたのがよかった
年齢も「喜寿を迎えた」と これまた絶好のタイミング

「この機を逃す手はないぞ」とばかり ガンガン進めた
特に知人関係は みんな同じような年齢

「みんな同じことを考えてるさ」勝手に都合のいいように解釈
やってるうちに気分はルンルン 何とも楽しい気分

これで来年からは この作業から解放されるぞ 嬉しいな
「もういだろう」 さんざんやってきたんだから

だけどさ・・ こうしてどんどん世間から縁遠くなっていくのかな?・・
「そのせいでボケが早まった」 なんてのだけは勘弁してほしいな・・