連れ添いバトル

なにかと夢さんを指図したがるオバサンだった。
そんな彼女は3年間の闘病を経て他界した。

ババ友は噂話と愚痴で若返る

2017-01-12 | オバ友

オバサン今日は朝からお出掛け。買い物がてらランチだそうだ。
予定の無い小生はメグの面倒を見ながら留守番。

その電話は昨夜掛かってきた。二人でテレビを見ていた時間。
「誰かしら?」お気に入りの時代劇なので、立ち渋る彼女。

所が電話を取った瞬間に態度が一変。けたたましい程の嬌声。
「あらぁ~!うんうん、いいわよいいわよ、う~ん大丈夫大丈夫」

この〇〇さんと話す時は、明らかに他の人たちとはトーンが違う。
まるで女学生みたいな話し方。オマエらほんとに”準高齢者”なのか?

やっと長話が終わった。明日の喋る分はまた別なのかい。
「おとうさん、明日出掛けていいわよね?」良いも悪いもないだろ・・


お昼は自室で済ませる事にした。モソモソ食うしかねぇな・・
メグを下に置いておけないので一緒に二階へ連れて来た。


暖かいからここが好き。
ママが居ない時はアタシがジッちゃんの面倒を見ています。


テレビより友達が大事

2012-04-14 | オバ友
今日こそ忘れないで見るぞ。11時からのBS放送。
某番組の週末版を待っている夢さん。

「残念だわ」オバサンも楽しみにしていたのだが、
友達から電話があって出掛けるそうだ。

友達との付き合いはまず大切にするオバサン。
雨が降っているのにご苦労なことだ。  

「おとうさんなにが食べたい?」
急に訊かれても別にこれといったものは思いつかない。

煎餅でも買ってきてもらうか。
「分かったじゃぁ行ってきます。お昼までには帰ってくるわね」
わずかな時間でも彼女にしてみれば、息抜きの時間なのだろう。

太るわけだ

2012-03-05 | オバ友
ルルルル電話が鳴っている。
ん?オバサン居ないのかな?夢さんは手が離せない。

ドタドタドタ、オバサンが駆け出す気配。
なんだ居たのか「あらーこんにちは~」

他人と話す時独特の明るい甲高い声。
機嫌よさそう夢さんの時とはずいぶん違う。

急に声が低くなった。
何を話してるのかひそひそ声で聞こえない。何時ものペース。 

「お昼出掛けていいかしら」長電話がやっと終わったオバサン。
ドアを開けて顔を出す。「モ〇バーガーに行くんだって」
雨が降ってたってオバチャン達はものともしない。

「おとうさんお昼パンでいいかしら?」
「目玉焼きがいい?茹でたほうがいい?」

どうせ帰ってくるのは夕方だろ、静かでいいやなぁ夢さん。

リポーター

2011-12-18 | オバ友
「〇〇さんね糖尿病があるのよ。それで今度はほら白内障の手術したでしょ」
そんな事俺が知るわけないだろ「ふ~ん」と聞いてるしかない夢さん。

「それに旦那さんも糖尿なの大変よね~」そりゃ大変だろうな・・・
「金曜日はね必ず娘夫婦が子連れで泊りに来るから、やんなっちゃうんだって」

「冬休みになったらずっと泊るんだってよ」ふ~ん共稼ぎだからじゃないのか。
「ちょっと酷いと思わない?」オバサン憤慨している。
    
そんな他人様のこと、あまり外でベラベラ喋らないほうがいいんじゃないのかな。
「喋るわけないでしょ私だってそんなバカじゃないわよ」
 
「おとうさんだから教えてるの」
教えてる???ふ~ん・・・・・ならいいけど・・・・・  

玄関先で身振り手振り、いつも楽しそうに長いこと喋ってるオバサン。
そんな時のオバサン目が生き生きしてるもんね。きっと長生きすると思うよアンタは。

おれだって!

2011-12-15 | オバ友
もう出掛ける時間だろうにオバサン夢さんのお昼を作っている。

そんなに気にしなくていいのに・・・自分でできるよ・・・

「〇〇さんの旦那さんね「あぁ行って来い行って来い」って言うんだって」

俺はラーメンでも食べに行くから気にしなくていいよと言うらしい。

おれだってべつに作ってもらわなくたって自分で何とかなるよ。

だけどさ悪いと思うから言わないし、言ったってオバサン聞かないじゃない。

おれはただオバサンの流れに乗ってるだけだよ。有難いと思ってるけどね。 


ピンポーン玄関のチャイムが鳴った。オバサン友達とランチなんだってさ。

俺への土産の筈なのに

2008-07-23 | オバ友
「おかあさん、饅頭食べないの?出してよ」
オバサンの土産を催促する夢さん。
 
「あぁ、あれは使っちゃったのよ御免ね」
しゃらっと、のたまうオバサン。

えっ?・・・またかよ。買っていくからねって言っただろ。
だったら電話なんかしてくるな。

「お土産買わなくちゃならないからみんなには言わないの」
出掛ける時は何時もそう言ってるオバサン。

「親しい人だけよ」と言いながら、帰ってくると嬉しそうに配って歩く。
オバサンの場合、その"親しい人"が多すぎるんじゃないのか?。

夢さんの好きな温泉饅頭は、かくしてオバサンのお友達の元へ。
なが~い長いお喋りを添えて。

「ちょっとね」は鉄砲玉

2008-07-09 | オバ友
「おとうさん、ちょっとお願いね」
オバサン買い物袋を提げてチャリでお出掛け。

おいおい洗濯物干しっぱなしだよ。
雨はだいじょうぶかい。

オバサンの「ちょっと」は実に当てにならない。
けっこう鉄砲玉みたいな所があるからな。

なんと言っても話し好きだ。
途中で友達にでも遇わなきゃいいのだが。へへっ

俺だって忙しいんだよ。
雨を気にしながらも、庭草の面取りに精をだす夢さん。

しかしよく伸びる。
刈ってからまだ1週間だろが、あぁ腰が痛い。

段々こんな作業も億劫になってくるとはなぁ。
トホホだな歳のせいじゃないのか夢さん。    

二人前?

2008-06-06 | オバ友
11時半、ピンポーン玄関のチャイムが鳴った。
「来ちゃった、来ちゃった おとうさん後お願いね。
行って来ま~す」 そそくさと出て行くオバサン。

「あら~ ちょっと早すぎたかしらぁ~ ごめんね~」
あの甲高い声は、迎えに来てくれた〇〇さんだ。
「うう~んぜーんぜん丁度良かったわ」オバサンが応じている。
車にはもう1人乗っているようだが、声に聞き覚えがない。

これからランチなんだってさ。
しかしオバちゃん達、なんだろあの若やいだ声は。
家の前で、ワイワイキャーキャー。
オバサンも負けじと喋ってる。呆れたもんだな早く行けよ。

「コーヒーお湯入れてね」彼女が用意して行った夢さんのお昼。
今日はトコロテンがついてる。
暑くなってきたし、いよいよ夏近しって感じだな。

それにしてもトコロテンの量が多い。出掛けるからってオバサン、
自分の分も入れたな 俺はウマじゃないぞ。
 

電話?忘れちゃった

2006-06-08 | オバ友
「おかあさん、〇〇さんから電話あったよ」

二階の吹き抜けからオバサンに声を掛ける夢さん。

「何時頃あったの」とオバサン。うやむやに答えて首を引っ込める。

外線のランプが点いた、オバサン電話をしているようだ。

ご近所の奥さんから電話があったのは何時間も前だ。

梅の実がどうしたとか、こうしたとか、言っていたようであった。

なまじ分かった振りをしないほうが良い。とぼけているに限るエヘヘ。

オバサンが玄関を出て行く気配。

ハハ又しばらく戻りそうもないな。オバサン喋るのが好きだからな。

デカイ広告チラシ

2006-04-20 | オバ友
「おとうさん、チラシ入ってるでしょ?取って」
新聞を見ている夢さん。オバサンの方に広告の束を押しやる。

木曜日にしては広告の量が多いみたいだ。
家から車で5分程の場所にショッピングモールがオープンする。

今日は地元関係者だけが対象のお披露目だそうだ。
「随分デカイなそれ」畳半畳ほどもありそうな大きなチラシ。

いやに広告の束が厚いと思ったらそのせいだったか。
「あたし今日〇〇さん達と行くのよ」あぁそうかい。

「自転車で行ったほうがいいかしら?」それはおたくらの勝手でしょ。
しかし好きだよなぁ混むだろうにさ。ご苦労なこった。