連れ添いバトル

なにかと夢さんを指図したがるオバサンだった。
そんな彼女は3年間の闘病を経て他界した。

介護認定が出た

2020-01-31 | 妻の闘病

家内の介護認定の通知が届いた。「要介護5」という事だ。
症状からして予想はしていたのだが、「やっぱりな・・」流石にガクッと来た。
さてこれからどうするのか、皆目見当がつかない・・・
病院に連絡はしたので、今後の事はマネージャーさんからの指示待ちとなる。

介護認定が出れば物事はスムースに動き出すと軽く考えていたのだが・・
「いよいよ始まるな」腹を括っていた筈なのに、いざとなると心が重い。
「あと10年若かったら良かったのにな」なんて弱気の虫も疼きだす。
70歳後半と言うと、おいおい新聞なんかじゃ結構死んでる人もいるぞ(笑)
でもなぁ、オマエには俺しかいないし、頑張るから心配すんな。
明日からは色々と忙しくなる。まぁある意味楽しみでもあるけどね。


「じっと待つ」に耐える日々

2020-01-22 | 妻の闘病

「少しづつ良くなっているな」と感じる日もあればその逆もあり一進一退。
脳に受けたダメージは生半可ではないらしい。
度々熱が出るので、その度にリハビリのスケジュールも変更になるようだ。
食事の改善も遅々として進まない。相変わらず鼻管からの栄養補給に頼っている。
口からの食事が検討されて2週間になるが、顎の腫れで延期になっているらしい。
進まないリハビリは不安だが、それ以上に介護士さん達の苦労や推して知るべし。

介護保険の申請をしているが、正月を跨いだ事で認可が遅れているようだ。
果たして介護の等級がいくつになるのか? それによって何が変わるのか?
何も分からないままに、ただじっと待つだけの日々が続いている。

最近はスーパーのチラシをよく見る。今までは気にもしなかったのにね。
慣れてくると買い物も面白い。恥ずかしいなんて気持ちは無くなったよ。
ひとりで買い物してる同年代も見掛けるし、みんな当たり前にやってるんだね。
だけど思うよ、ひとり分の買い物ってのはなかなか難しいね。
惣菜なんか買っても、ついつい食べ過ぎちゃう。好きなものを選ぶしね。
保存の仕方もいろいろ覚えた。「〇ックパッド」はとても楽しい。


妻宛て年賀状への対応に悩む

2020-01-09 | 妻の闘病

妻宛ての年賀状は、皆古い付き合いの友人達からがほとんど。

どうしたら良いのか考えている内に、その内のひとりから電話が入った。

昔からの友人であるのは小生も知っている人。何かを感じたのだろう。

「まずいな!」とは思いつつも、現状を話さざるを得なくなった。

怪我とか骨折とか、直ぐに回復が見通せるならいざ知らず。

半身不随や言語不明瞭など、先が見えない闘病生活の最中にある彼女。

彼女の尊厳は守ってやらなければならない。結構プライド高いしね(笑)

黙っていてもやがて知れる時が来る。それでいいんじゃないのかな。

ここは ”時を待つ” のが上策なり。夢さん胸のつかえがふっと消えた。


勝負の年が始まった

2020-01-08 | 妻の闘病

すっかり通い慣れた道を、今日も病院に向かって車を走らせる。

年明けには免許証を返納する積もりでいたのだが延期した。

病院までは15分ほどの距離だがいまや車は不可欠。週に4回は通っている。

嫁さんも毎日のように行ってくれているが、時間を合わせての便乗は無理。

幾らでも時間のある小生は、都合のいい時間に行くようにしている。

顔を見せた所で良い事ばかりではなく、不機嫌な場面に出くわす事もある。

熱のある時は特にそうで、そんな時は話も出来ずに帰ってくるしかない。

「少し間を空けた方がいいかな」とは思うのだが、オバサン寂しいだろうからね。

一方で声はまだ出にくいようだが、だいぶ確りした口調で喋るようにはなった。

正月二日には書初めをしたと喜んでいた。介護士さんが撮ってくれた一枚。

覚束ない筆先なれど、彼女の心情が強く伝わる”元気”の文字。