骨肉の醜さ

元々、家族と仲が悪い人は
色々と人生で問題が起こる。
肉親は簡単に縁を切れない。
更に、付きまとう存在になる。

親子の関係や兄弟姉妹は
年を経るごとに以前とは
異なってくるものだ。

例えば年齢が離れている
兄弟の場合は、育つ段階で
明らかに大人と子供ほどの
差が生じてくるのは事実だ。
体力的にも頭脳的にも
圧倒的に敵わない状態だから。

年上の人間が可愛がれば
問題はないように見えるが
実際は心の中では分からない。
口に出して日頃から本音を
ぶつけ合う関係であればいいが
そうでない場合、将来に響く。

兄弟姉妹で協力しなければ
ならないのは親の事だろう。
長寿社会になって介護が
大きく子供にのしかかる。

身体も頭脳も問題なければ
いいけれど、年を経ると大多数
の老人は、どこかに問題を抱え
ており、誰が世話をするか
揉める原因になってくる。

そして、財産の量に関わらず
兄弟の、それぞれが色々と
思惑を持っていれば揉める。
親は子供に対して平等に
してきたつもりであっても
すべて同じ様にはならない。

厚かましい兄弟や親が特定の
子供に対して特別な扱いを
している場合は、死ぬまで
恨みと化してくる事態になる。

世の中は人の不幸に付け込む
商売と人の家が揉めるように
させる仕組みが出来上がって
いるから、とても厄介なのだ。
他人は簡単に縁を切れるが・・・