からくりが見えた

人は自分に都合の悪い事は言わない。
隠してしまう行動を取る事によって
自分を守って生きている訳だ。
それが何かの事柄をきっかけに
発覚する場合も当然起こってくる。

Aさんの話を聞いてみると
不自然なようには思えない。
しかし、Bさんの話を聞けば
Aさんとは微妙に違っている。
或いは、全然違う部分がある。

そしてCさんの話を聞くと
AさんかBさんが嘘を付いて
いるとしか思えない真逆の話が
複数会話の中に出てくる。
そんな時、どうするかと言えば
共通の友人が居れば聞いてもらう。

しかし、そうそう都合の良い
相手が見つからない場合に
その内容に精通している全く
関係のない第三者に聞いてみる。

すると、ABCの３人からは
決して出てこない貴重な内容が
ポロっと出てくれば、急に
視界が開けてくるから不思議だ。
所謂、からくりが見えた瞬間。

ABCのそれぞれが話していた
内容が断片的に繋がっていく。
そして、明らかな嘘が出てきたり
対外的に良い話をする人だと
発覚する場面にも遭遇するから。

話は全体像を掴めなければ
決して筋道が通った状態には
ならないし。どこかで、誰かが
何らかの策略や意図した嘘を
付いている場合が出てくると
たった１つの真実から大きく逸れる。

からくりを知られたくない
人間は甘い汁を吸っている。
だからこそ秘密にしておきたい。
からくりが見えたら、あなたは
相手に、それを問い詰めますか?
それとも何も言わないタイプ?