見えないから用心する

あなたは日頃、見えないから
用心する事があるだろうか？
見えるものは、簡単に危機感や
危ないという事が分かっている。

しかし、見えないものは自分が
その事実を知っているか、どうか
それがカギを握っているし。
全く無頓着な人も居るだろう。
実際に知っていたとしても
それが、どうしたと気にしない。

人は気になる事、気にする事が
違う。知らないから、どうする
事も出来ないけど、知っていたら
善後策を立てられるが、それも
どれ位、効果があるかは疑問だ。

例えば、それが即効性もあって
直ぐに被害が出たら、医者に行く。
そして、明らかに原因が分かって
いたら、相手に訴える事も可能だ。
法人であれば、全面的に謝罪する
という形で善意を示そうとする。

けれども世の中には、たった１度
だけの事なのに、その後の人生を
棒に振ってしまうようになる事も
あるのが現実であり、被害をお金で
弁償してもらっても憤りは減らない。

見えないというのは、盲人にとっては
日常生活の普通だけど、目が見える
人間にとっては、全然種類が違う。
目で見えないものは察知できない。
そこで必要なのは、知識だろう。

食品であれば生産地偽造は
食べたとしても分からない。
そして、すぐ体の不調がなければ
永遠に気付かないかもしれない。

人は後ろに目はない。しかし
注意を払っていれば、歩いて
いても後ろの気配は感じる。
スマホに熱中していたら
分からないだろうが、それは
本人の危機管理がないセイだ。

夜道でなくても、ただぼんやり
歩いていたら、恰好の餌食になる。
歩くスピードが速ければ、的から
外れるし、注意を払っている人は
狙われない。単に年寄りだけを
ターゲットにしているのではない。