何故、言う事が聞けない？

何故、人は素直に言う事が
聞けないのだろうか？
上下関係、利害関係、
権力に服従という間柄
ではないのに、しない。

その結果、本人に不都合が
生じてから、嘆くのだ。

「どうして、こうなったのか？」
「何故、自分だけ、こんな目に
遭わなければ、ならないのか？」
「予想が付かなかった」
「分かっていたら、しなかった」

だから、分かる人間の言葉に
耳を傾けない本人が問題なの。
誰でも判る事を言っても
別に重要な類ではないが、
見通せる人間の言葉は重みが
違うと言う事を理解していない。

何度も、その事態に陥る。
問題が違うから、勝手に
自分で解釈し、都合のいい
ように結論付けてしまう。
そして、勝手に納得させて
片付けた、つもりになる。

しかし、実際は的確な判断の
上で行動していないから。
自分にとって問題な事が
後から生じてくる結果が
起って来ると嘆くのだ。

すぐに自分で対処できる
事柄であれば、さほど
致命傷には、ならないが・・・

それが原因でダメージを
受ける度合いが高い場合、
周囲にまき散らす人間は
とても厄介で迷惑な存在
として映っているという
自覚が本人に欠けている。

大人になれば、なるほど
その人に厳しい発言を
してくれる人は少ない。

何故なら、たとえ、それが
本当の事であっても
本人が素直に耳を傾けるか
どうか、疑問で、恨まれると
嫌だし、保身術が働くから。