( 「かっぱ」超辛口+10 うすにごり 奈良県王寺「KIBUN」)
■2011/12/18(日) 曇 ~ (夜) あられ混じりの小雨
今年も残すところ2週間を切ってしまった。
2011年は「特別な年」とマスコミは、発信してきたが、人それぞれにとって毎年が特別な年であって、ことさら災害だから特別と銘打つのは、いかがなものだろう? と私などは思ってしまうのだが。
ここ葛城もこの1週間ほど前から極端に寒くなってきた。 つい先ほども雨が降って来たのか?と外に出て確かめたら霰(あられ)混じりだった。 被災地の人たちは、きっと昨年とは違って、寒くて心細い年越しを迎えようとしているのではなかろうか。
そう考えるとまだまだ解決できず年を越す課題が多いこの国・日本ということになる。 内憂外患という用語を昔、歴史で習ったが、今の日本にあてはまらなくもない。
これ以上ここに書いたところで世の中が明るくなるものでもないので、私はひきつづき日本酒の話しになってしまうわけだが。
年も押し迫るというのに 結構ペースが衰えることなく 「日本に元気と誇りを取り戻すのは日本酒だ!」と 万人に受け入れてもらえないようなメッセージを送っている一人なのだが、この師走に入って衝撃的に美味しいと思った日本酒と出会ってしまった。
王寺の焼き鳥のKIBUNは、機会があれば立ち寄る店だが、そこで味わった米鶴の「かっぱ」 超辛口・うすにごり特別純米酒 これで辛口+10なのか? それにしても美味い! 米鶴は、今から15年前にdancyuの読者懸賞で当たって、「うきたむ」を頂いた印象深い山形の酒蔵でもある。
▲ KIBUNの焼き鳥と「かっぱ」
帰って値段を調べてあまりのパフォーマンスの高さ(要するに 安さ!)に2度びっくり。 一本買いたいなと思ったが、そう簡単に手に入るものでなく 限定で入手した酒だとのこと。
▲KIBUNの粕汁(250円)
河童は、伝説の生き物で、お酒がたいそう好きだそうだ。 「黄桜」のカッパCMはそんなところからできたのだろう。地元(山形)の米を使って、これほどの美味しい酒に出会えて、嬉しい。 まほろばの酒蔵と銘打っているのも興味を引くところだ。
年内にもう1度だけ飲みに寄りたいが、その時は、無くなっているかな~ 今年の残り時間が少なくなっているように・・・
いや、河童の皿の水が無くなっていくように とここでは書いていた方がいいかな。
(寅)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます