( 「稲垣」カウンター )
■2017/5/15(月)
前述の櫛田神社をお参りしたころには、11時半を迎えようとしていた。
K先輩が予約を入れているというここからほど近い店
日本のお料理「稲垣」という店で昼食へ
Kさんも20年以上ぶりとおっしゃっていた。
さほど広くない間口の入り口
扉を開くと玄関口壁面には、勲章と賞状が飾られていた。
料理人としての腕前に贈られた表彰状のようだ。
やはり お店の雰囲気は、カウンターが一番感じるものと
カウンター席を選び、何とも落ち着いた時間の中で
季節感を大事にした料理を味わった。
日本酒は、メニュー表に五酒 どれも飲んだことのある有名銘柄だが
少し悩んだ末に「菊姫」純米吟醸を選んだ。
理由は、店の雰囲気が、以前金沢で入った店の雰囲気を思い出すものだったから
高知や福井でなく、また福岡の酒でもなく、加賀(石川)の酒を選んだ。
山廃ならではのコクと苦みを含んだ旨みを感じる酒を
料理と共に頂いて、何とも贅沢な時間を過ごした。
関西に帰ってからわかったのは、この店「稲垣」は、
ミシュラン福岡・佐賀版(2014年)が発刊された際に
掲載された店で、多くの常連客を持つ店
料理は、創業当時から一貫して
コース料理で出す店として知られているようだ。
普段は「ひとこと」がわりとすんなり出る中で、
今回はそのひとことがなかなかすぐには出ず、
言葉選びに窮した(単純に「おいしい」表現も似合わない為)が、
「博多の風情を味わえる店」というのが、近いか・・・
地下鉄「祇園」駅を地上に上がった際
風にそよぐ新緑がまぶしかったことをなぜか思い出していた。
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(寅)