一文字 寅 の 「風菜園(かぜさいえん)」 

「天に星。地に花。人に愛。」 風に乗って、日々の所感を「風菜園」から発信してまいります。

素敵な予感信じて 若波「赤蜻蛉」見~つけた! 【福岡・別府】② 9/17

2016年09月27日 01時15分15秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 若波「赤蜻蛉」  ダイニング『かきたRO』福岡市・別府  )

 


■2016/9/17(土)

これが本当の虫の知らせというやつです』

  秋には、真田丸も赤備えで話しも佳境 その頃には再度

虫取り網を持って、今度は「赤蜻蛉」を追いかけている私がいるかも・・・

およそ3ケ月前ブログにこう書いた若波「青蜻蛉(あおとんぼ)」の記

 

 

そして今日、若波「赤蜻蛉(あかとんぼ)」を捕まえに博多にやって来た放生会の夜

駅ナカ・駅前で見つけられず 城南区の別府まで移動

本来なら今頃はとっくに終了しているはずの

「あまおうかき氷」に幸運を感じ

そろそろ捕まえられそうな予感がしていたのだった。

 

あれは何年前だったろうか?

新幹線小倉駅ホーム下・1階にある九州物産土産店で手にした果実酒

見ればラベルに若波酒造の名 「あまおうリキュール」だった。

これがあの難しいと言われる苺「あまおう」を使って

造った今村友香杜氏が受賞した酒なんだ。

 

そして今日探している「赤蜻蛉(あかとんぼ)」も若波酒造の酒。

「あまおう」「赤蜻蛉(あかとんぼ)」赤いイメージが頭の中でシンクロし始めていた。

 

 

雨が止んだ別府(べふ)を歩きながら、ちょうど春吉で「青蜻蛉」を発見した時と同じ

雨上がりの蜻蛉(とんぼ)に出会えるかもしれない。

今夜は、別れの府でなく出会いの府になればいい。

 

そんな予感と期待が入り混じった気持ちで、別府橋を左に折れ、雨で濡れた路面に

車のライトが乱反射しているバス通りに沿って4~5分ほど歩いた。

次に訪れた店はダイニング「かきたRO」

 

(左・右共に「かきたRO」 貸切のある週末など二店舗営業) 

 

店先の橙色・白色のライトを見て 今夜は二店舗営業だな・・・ 

向かって右の白い照明の扉を開くと まるでステレオのスピーカーから

流れ出たかのようなアコースティックな音色と歌声が耳に飛び込んできた。

 

今晩は、福岡出身で東京で活躍しているセミプロシンガーたちの貸し切りとのこと

 

右の店舗から飛び出し、改めて左の橙色照明の扉を開いてみれば女将さんの姿。

 

私に気づくなり 「あら~ お久しぶりです。

お変わりなく 元気にされてました?」と聞かれた。

かなりご無沙汰してしまったようだ。

 

 

カウンターに座り少し会話した後「何にします?」と聞かれた。

応えはいつも通り「日本酒で」

「ですよね~」と言って冷蔵庫の方に向かった女将さん

「とどろきさんでとても前評判が良くて・・・

一升瓶が売り切れてて、四合瓶なんですけど

これにしましょうか」と向こうから声だけが先に聞こえた。

さて何が出てくるか? とやがて姿を見せたのが若波『赤蜻蛉』


 


( 予感が当たった!! ) 私が、尋ねる必要もなく まさに以心伝心

 「さすがですね~ ここに来て良かった」

ホッとした気持ちが口をついて出た。

 

(きき酒師の資格を持つ女将さん) 

 

早速 「赤蜻蛉」開封の一杯目を注いでもらった。

暫くして「どうです?」と聞かれ

「なんか とてもいい感じですよ」

「じゃ 私も・・・」とグラスに半分ほど注いで口にした女将さん

「うん 何かいい感じですね」と二人頷いた。

 

 

次第に客も増え、女将さんも忙しくなり 次に私の相手をしてくれた女のコは

女将さんの長男 樹一君と同級生とのこと

私が「奈良から来たんだけど・・・」と言えば

「私の名前 奈良の奈が付いてますよ」と言われ

( このセリフ聞くの ここ1年で5人目だ )

 

「翔奈子」と書いた漢字に 「えっ? しょなこ?」

「たいていの人がそう詠むんですけど かなこと詠むんです。」

「翔ぶって漢字がいいよね」

「母が付けてくれて とても気に入ってるんです」

 

 

「だし巻き 頂戴」

「若波」を呑む時、なぜか黄色い物をアテにしたくなるのは、

きっと幸せを感じる味わいだからだろう。

 

( 左:翔奈子ちゃん 中:次男・元汰君 右:初代バイトの男性)

 

まもなく8周年を迎えるダイニング「かきたRO」

私も足掛け7年の付き合いになる。

女将さんとは、好みの日本酒の傾向が似ている。

 

あるきっかけで、もしこの店に来ていなければ

関西で、あまりお目にかかれない酒にもかかわらず

「若・若」の酒と声高に応援している私はいなかっただろうし

三年も続けて「若竹屋」の蔵開きに久留米・田主丸まで行く

私もきっといないはずだ。

*「若・若」の酒・・・「若波」&「若竹屋」

 

ということで「若波」の後、「若竹屋」横尾杜氏渾身の雫取りの酒

販路限定のオリジナルバージョン(かきたROラベル)を頂いた。

 

▼昔この店で撮った「若波」の会の告知ビラも懐かしい

 

 

素敵な予感のする方に来て正解。

そこで見つけた『赤蜻蛉』

「来てます 来てます 赤い波」

翔んで翔んで 今年の秋は「赤」 クライマックスはこれからだ!

 

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(寅)