ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

禁煙と飲酒の問題

2006-05-18 11:28:54 | インポート
近年、煙草の害についての論議が高まり数年前からはCMの類も禁止になり、公共の乗り物でも分煙が当たり前で遂に企業の職場でも全面禁止のビルさえ出ている。そのビルでは入口付近や非常階段で肩身狭そうに喫煙する人々を見る度に非常に気の毒に思う。
それに喫煙者の「癌」の罹病率は禁煙者に比し相当に高くなるのも周知の事実だ。それに加えてタバコの値上げ論が進行している。喫煙者の出す害が非喫煙者に及ぼす事を考えるともっとタバコの値上げをすべきだとの過激な論者もある。こうなると喫煙者は「四面楚歌」の趣きだ。
反面、若い女性の喫煙者が増加している事実もある、その害を理解しての喫煙なのか疑問だ。
タバコは喫煙者に限らず間接的に非禁煙者にも影響は大きい事実からやはり全面的に禁煙の方向に進められるのが本当だろう。

もうひとつ、飲酒の問題がある。W杯の日本代表の最大のスポンサーである「キリンビール」のCMがいやと言ふほどTVから氾濫する。加えて夏の商戦に向けて「アサヒ」「サッポロ」「サントリー」がここを先途とビールの広告に専念する。所謂「第3のビール」の増税による値上げの問題もある。それだけビールを始め酒類の販売が多いと言ふ事だろう。
喫煙による害を論ずるなら、飲酒による害も問題にすべきである。アルコール依存症者や肝臓癌等の罹病者も少なからずある事実だ。又、飲酒者による交通事故の悲惨さも問題視すべきだし、未成年者の飲酒を大目に見る傾向も若年者が飲酒癖を増長させる一因であろう。
喫煙の害をPRする事をタバコ業者に義務付けるなら、もっと飲酒の害を啓蒙する事も必要だし、CMの自粛を含め、更に未成年者の飲酒をやめさせる運動等も酒類販売業者に義務化すべきだと思うが如何であろうか?。適度な飲酒は健康の為には必要だとの定説もあるが、過度の飲酒には害が多い事も事実だと思う。
飲酒運転の問題については「飲んだら運転するな」の啓蒙は「自動車会社」の於いても販売上のひとつの義務化とすべきかもしれない。

更に言えば、消費者金融の問題がある。「アイフル問題」は氷山の一角だとの論も多いが、あの子犬を使ったCMで多くの好感を持った人達がこの企業の持つ危うさを見極める事が出来なかった事は事実であろう。しかし大手BKが背景に控える消費者金融の暴利振りはやはり目に余ると思う。
所謂「グレーゾン金利」の改正をとやかく物申すこの業界の体質もあるが、計画的な利用のPRの義務化はもっと必要な事だと思う。
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