ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

たった一つの負けで

2010-08-09 10:27:45 | スポーツ一般
 甲子園の高校全国大会が始まった。連日の白熱した試合の数々に、選手諸君の全力を尽くしたプレーを見れるのが実に楽しい。

 同じ甲子園のスタンドを埋め尽くす、プロ野球の阪神Tの熱狂したフアンが、、怒涛の如き応援を続け、そして六甲おろしを謳いあげる。そんな景色とは一変し、ヤジもなく、静かにプレーを見守り、素晴らしいプレーには惜しみのない声援を送る、まさに高校野球の醍醐味を味わう、日本の夏を代表する風物詩のひとつである。

 全国の4000を超す高校が各地の予選に参加する。そしてたった一つの負けがその高校の選手諸君の夏を終わらせる。そして負けを知らなかった49の高校が代表として甲子園に出場する。しかしその代表校も一つの負けで甲子園を去る。そして負けを知らなかった、たった一つの高校が全国の頂点に立つ。

 甲子園に出場するチームが決まるまでの、幾多の戦いの中に、永年鍛え続けてきた数多くの選手達の汗の結晶がある。そして涙がある。たった一つ負けたことに嘆くなかれと言いたいのである。この経験が、努力が、若い多くの選手たちの、明日からの生活の活力になると思うからである。

 追伸、連日書き続けた米国男子プロ「ブリジストン招待」出場の日本の3選手、残念な結果で終わる。世界の壁の厚さに絶句するのみである。

 
コメント (4)
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