ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

食品偽装について

2007-10-24 19:58:33 | ニュース 
6月に朝日新聞の報道で明らかになった、北海道苫小牧市のミートホープ社の幹部が逮捕された。
豚や鶏肉を混ぜたミンチ肉を「牛100%」と偽って表示し、食品加工会社に出荷していた。
この事件は元同社の幹部からの内部告発に端を発している。朝日新聞社はその事実確認の為に食品検査機構に依頼し、慎重な検査の結果を踏まえて新聞報道に踏みきった。
同社を内部告発した元幹部は、中毒菌が検出された肉類を学校給食用として平然と出荷する姿勢が、あまりにも儲け主義に走るのが許せなかったと申し述べている。

2007年に入ってから、▲不二屋の消費期限切れ原材料利用事件。▲ミートホープの牛肉偽装事件。▲石屋製菓の「白い恋人」賞味期限改ざん。▲「名古屋のコーチンの2割が贋物」との学会発表。▲伊勢銘菓「赤福」の消費期限不正表示。▲秋田の比内地鶏の偽装。と立て続けに発覚している。これらの内名古屋コーチンを除いた5件は内部告発によるものである。

農林水産省の「食品表示110番」に寄せられる情報提供は、7~8月で989件あり、何と前年比2.8倍になっている様だ。その中にもやはり内部告発があるという。
普段の業務で薄々、後ろめたさがを感じながら、良く似た行為が問題だと報じられて、初めて社会的に許されない不正だと気づく従業員の意識が高まっている。しかし上司に掛け合いながら相手にされなかったり、無視されたりして、手遅れになるケースが多いと言はれる。
こんな反社会的な行為を繰り返す企業は市場からレッドカードを着き付けられる。当然の事だと思う。
よその国の事だけを指摘できないのが悲しい事である。



コメント (2)
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