ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

9月の「オシム語録」

2007-10-03 15:52:06 | サッカー
 ▲ 自由を与えられると、何もできなくなる選手がいる。

▲ 2日 {欧州遠征出発前日。選手選考について}
 私にはこういうチームを作ろうというアイデアがあって、それにあった選考がある。第1の基準は走れない選手は呼ばないということ。走れる選手を呼んだ上で第2の基準がある。走れなければモダンなサッカーはできない。

▲ 4日 {オーストリアでの練習試合後。中盤の選手について}
 テクニックがあってもスピードのある選手が少ないのが日本選手の特徴。中盤の攻撃的な選手はスピードが今や大事な要素になっている。もっとスピードというメリットがある選手がいるといいが。

▲ 6日 {オーストリア戦前日、スピードについて語る}
 スピードはサッカーの基礎だ。走る早さの他には考える速さ、反応の早さなどいろいろな種類がある。スピードだけでは十分ではない。スピードだけで勝負するならば、陸上選手に転向した方がいい。

▲ 7日 {オーストリア戦後の記者会見で。点が取れないのは欧州でプレーできるようなFWがいないからと聞かれて}
 質の高い優秀なFWを見つけるのは、どこのチームも苦労している。我々にはフランクフルトでプレーしている非常に優秀なFW(高原)がいるが、彼にだけ頼る事はできない。

▲ 7日 {FWについて日本の現状)
 JリーグではFWのポジションはよくブラジル人が先発で出場している。日本人で個の高い能力を持ったFWが出 てくるのは難しいかもしれない。多くのブラジル人が日本人になるのには少なくても6.7年はかかると思う。その時期には私は死んでいるかもしれない。

▲ 10日{スイス戦前日の記者会見で、選手の自由について}
 私はどの選手からも自由を奪ったことはない。しかし自由をあたえられた選手は、自分でいつどこでどのようなプレーをするか、判断しないといけない。自由を与えて何かできる選手と、何もできなくなる選手がいる。

▲ 11日{スイス戦後の記者会見}
 正直、ここまでいい成績を残せるとは思っていなかった。自分たちの武器としてこれから磨いていかないといけない組織力、コンビネーションプレー、相手チームの選手よりも多く動くこと、それを見せることができたと思う。
コメント
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