Harumichi Yuasa's Blog

明治大学専門職大学院ガバナンス研究科(公共政策大学院)教授・湯淺墾道のウェブサイトです

日誌2月19日

2007年02月20日 | Weblog
地下街の商店街でセールをやっていたので、ワイシャツを3枚購入した。
別に東京で買う必要はないのだが、出張先での買い物は意外に多い。このあいだも、東京出張の際に着ていったワイシャツが機内で苦しく感じられた(縮んでしまったらしい)ので、羽田空港内の「J PRESS」の店でセールを開催していたのを幸いに1枚購入した。

11時から主婦会館で弁当を食べながら打ち合わせ。
情報関係の法制の各項目につき、JIS、ISO、ISMSの各対応項目の解説を作るというものである。日本版SOX法対応も視野に入れているが、とりあえず不正アクセス防止法についてパイロット的に作業することになった。
それにしても民間ではここまで進んでいるというのに、大学では公印も連番も発信者も記されていないWord文書が濫発され、情報共有がされていないので誰かが作った書類をまた別の誰かが打ち直している、という始末だ。要するに「文書管理」という観念がないのである(以前はあったのかもしれないが、いまは等閑にされている)。困ったことだとは思うが、どうすれば改善できるかを考えると暗澹とするので、あえて考えないことにしている。

14時から情報セキュリティマネジメント研究会で報告。
16時半すぎに終了し、羽田空港に急いで、18時発のJAL便に間に合った。今日の機材は747。このところ777ばかり乗っていたので747はひさしぶりである。定刻にドアクローズ、18時10分ぐらいに離陸。

機内で伊呂波会編『伊号潜水艦訪欧記』を読んだ。第二次世界大戦中、通商が途絶したドイツとの連絡のために、大型潜水艦で日独を往復した。吉村昭『深海の使者』でそのことは知っていたが、これは実際の乗艦者によるドキュメンタリー。
『深海の使者』では、途中から乗艦したドイツ軍の連絡将校がカレーライスを食ったとか、そういうエピソードについての記述もあったかと思うが、『訪欧記』によると不自由な長旅の疲れなのかそのころには日本側の乗員も食欲が無くなっていて白粥ばかり食べていたとか、ドイツ軍の連絡将校が帯同した下士官は持ち込んだ哨戒レーダーの操作に追われていたことが書かれていて、小説とドキュメンタリーの違いがあらわれているように思った。

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