Harumichi Yuasa's Blog

明治大学専門職大学院ガバナンス研究科(公共政策大学院)教授・湯淺墾道のウェブサイトです

弁護士五右衛門(服部廣志)『改訂 限定相続の実務』

2010年05月30日 | Weblog
弁護士五右衛門こと、服部廣志先生から『改訂 限定相続の実務』を頂戴した。
限定相続とは、相続財産に資産も負債もあるとき、どちらもすべて相続するが、負債の返済については相続財産を限度として免除されるという制度のことで、法整備自体が不十分であり、事例が少ないので、かなり厄介な手続とされている。
類書がほとんどなく、貴重な本である。



下のリンクから直接注文できる。

http://www.ofours.com/books/73/
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フィリピンの電子投票

2010年05月24日 | 選挙制度
5月11日にフィリピンの大統領選挙が電子投票(フィリピンでは、automated electionという)により施行された。
フィリピンの電子投票については、茨城大学の木村昌孝先生が長く研究しておられて、先日の5月の日本選挙学会でもポスターセッションで発表された。今のところ、フィリピンの電子投票に関する日本語文献としては、木村先生の「フィリピンの選挙におけるICTの導入」がもっとも詳しいものであると思う。
ポスターセッションのときに木村先生にも伺ったが、フィリピンの電子投票は、有権者が手書きでマークシートにマークし、それを光学スキャンして電子データに変換したデータを投票所間を結ぶネットワーク経由で開票所に送り、開票するというもので、直接記録方式(DRE)ではない。世界の電子投票の潮流をみると、DREに対する不信感を解消することはできず、アメリカでもマークシート読み取り方式が主流になってきている。

私自身は、DREを否定するものではない。VVPAT導入を主張しているのは、そうしないと有権者の信頼が得られないからである。コストの面を考えずにいえば、数千億円を投じることができるのであれば、かぎりなくセキュアで冗長性にすぐれた電子投票機を開発することはできるだろう。銀行のATMのような専用線ネットワークを構築すれば、ハッキングの恐れも減少する。要は民主主義にかけるべきコストの問題である。
最近は、選挙という民主主義の根幹をなす制度において、いきなりゼロには近いとはいっても一定確率で障害が生じうる電子機器をかぎりなく民生用汎用品に近いコストで導入しようとすること自体に無理があったのだろうか、という気がしている。
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韓国・忠清南道女性政策開発院主催 韓日共同セミナー

2010年05月23日 | 選挙制度
韓国・忠清南道女性政策開発院主催で、2010年6月1日に韓日共同セミナーが開催されます。
テーマは「韓日の女性の地域における政治参加の拡大方策」で、私も報告をすることになりました。

http://www.cwpdi.re.kr/sub1/sub1-51.php?cpage=1&code=board_003&vchk=1&pd_pkid=3401&vmode=read



チラシ(韓国語・日本語)は、ここをクリックしてダウンロードできます。
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最近食べたもの

2010年05月23日 | Weblog
5月15日、16日の両日に明治大学で日本選挙学会が開催された。16日の昼、揚子江飯店で冷やし中華を食べた。



昼食後に会場に戻ってみると、ちょうど別のシンポジウムの受付が始まったところだった。「高学歴ワーキングプアの解消をめざして」。学会の隣で、高学歴ワーキングプアのシンポジウム・・・。これはけっこうきつい洒落である。



5月23日、香椎のロイヤルホストでY先生、K課長と打ち合わせ。
私は昼食を摂っていなかったので、おかゆを食べた。

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台湾出張(2)

2010年05月23日 | Weblog
5月19日

夜、ホテルの自室でテレビを付けてみると、仏教の説法番組をやっている。アメリカではパット・ロバート村のような有名なキリスト教のテレビ伝道師がいるが、台湾には仏教のテレビ説法師がいるらしい。
それが5チャンネルほどもあり、熱心な仏教徒が多いことをうかがわせる。

 

 

5月20日

7:30にモーニングサービスで朝食。
これも実習中の学生さんがサービスしてくれる。



8:30に高雄餐旅学院の容継業校長を表敬訪問、高雄餐旅学院は高雄空港のすぐ近くにあるので、学長室のベランダからは離陸する飛行機が見える。



9:00から学会。10:45~11:15に北九州市の環境モデル都市事業や、東田におけるグリーンビレッジ事業、産業遺産の世界遺産登録に向けた取り組みなどを報告。
自分の発表が終わった後、先に弁当をいただいて、左営駅に送っていただく。

13:00発台湾新幹線440便。左営駅を出発してすぐに台南に到着するが、ここで乗り込んでくる乗客が多く、「商務廂」も窓側席はほぼ埋まる状況になった。
車内で「金牌台湾ビール」を買って飲む。40元。



桃園駅から空港まではシャトルバスに乗車。
往路は空港のランプバスのような車両だったが、復路は一転してハイウェイバスのような車両だった。



時間の余裕がある場合は、桃園駅の航空会社チェックイン・カウンターで荷物を預けることができる。
台湾・桃園空港の出発ロビー4階に、「円環」風の屋台の店があった。円環というのは、台北にあるロータリーで、ロータリーの真ん中の空き地をいつの間にか食事の屋台や店がぎっしりと埋めるようになり、名所になったところである。
今回は夜市に行って好きなものをいろいろと食べることができなかったが、ここで、牡蛎とフカヒレ入りの麺を食べた。一杯180元でちょっと高いなと思ったが、これが旨いのである。夜市で売っているようなもの(日本風にいえばB級グルメ)を最後に食べることができて、満足した。

 
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台湾出張

2010年05月19日 | Weblog
徹夜、日韓フォーラムの報告原稿とパワーポイント資料作成。朝方5時頃に完了。

機内食が出るだろうと思ったので朝食は摂らず、8時に自宅を出発、都市高速を利用して8時25分福岡空港国際線ターミナル着。
中華航空10:10発台北行き、機材はA330-300。9:40搭乗開始。エコノミークラスの座席は、ざっとみるところ、8割方埋まっている。機内が暑い。10:30頃に離陸、ようやくエアコンが効き始める。
中華航空のA330に搭乗するのは初めてだが、エコノミークラスのシートピッチはタイトで、足が組めない。短時間のフライトなのでこれでもよいが、長距離線を飛ぶのはちょっときつそうだと思った。ノートパソコンをテーブルの上で広げて仕事をしようと思ったが、ディスプレイをほぼ90度ぐらいまでしか立てることができない。それ以上広げようとすると、前の座席の背に当たってしまうのである。
離陸後30分ほどで機内食が出た。「海鮮ご飯と、ハンバーグパスタのどちらがよろしいですか」と日本語で言われたので、ハンバーグパスタを選んだ。味は、可もなく不可も無しという感じだが、航空券の値段を考えると贅沢は言えない。飲み物はビールと赤ワイン。短距離線でもアルコールが出ること嬉し。搭乗したときは暑かった機内だが、降機するころには逆に冷房が効きすぎて、周囲では寒いと言っている乗客がいた。



定刻に台北・桃園空港着。ボーディングブリッジの中はむっとするような暑さで、南国に来たのだということを実感する。
桃園空港からシャトルバスに乗車。乗り場は空港ターミナル内にあり、すぐにわかった。「高鐵桃園」行きのバスチケットを買う。料金30元。気温は約30度、湿度が高いのでバスを待っている間も、体に服がまとわりつくような感じ。シャトルバスの車内は空港内を走っているランプバスのような感じで、約20分間隔で運行しているそうだ。乗車時間は約20分。



12:28桃園駅発の台湾新幹線に乗車する予定であったが、シャトルバスが駅に着いたのは12:20すぎだったので、急いでチケットを買う。普通車とあまり値段が変わらないことがわかっていたので、「商務廂」(ビジネスクラス)に乗車する。料金は1760元。チケット売り場の若い女性の係員は、みな英語が通じる。
台湾新幹線は、鉄道好きの人にとっては、あまり面白くないかもしれない。東海道新幹線と外観も内装も全く同じで、色分けが違うぐらいのものだからだ。乗り心地や車内の音も全く同じ。
「商務廂」は、新幹線のグリーン車と全く同じ。ワゴンサービスで飲み物や弁当を売りに回ってくるのも、新幹線と同じ。
違うのは、車内の携帯電話の使用について「デッキで使用して下さい」ではなく、「小声で話して下さい」という注意書きがあることぐらい。車窓からの眺めも、東海道新幹線とは全く違う。



左右の席を分けているひじかけにACコンセントがついている。台湾は110Vで、コンセントの形状が日本のものと同じなので、変換アダプターを持参しなくても日本の電気製品がそのまま使える。



車内で、パソコンで仕事。さきほど乗り心地は日本の東海道新幹線と同じと描いたが、仕事をしてみると、東海道新幹線よりも横揺れが少ないことに気がついた。直線区間が多いからだろうか。
桃園に止まる台湾新幹線は各駅停車なので、新竹、台中、嘉義と停車していく。ほとんどの乗客は、台南で降りてしまった。

高雄の左営駅に高雄餐旅学院から迎えに来ていただく。30分ほどで大学に到着。
午後はキャンパス見学。
高雄餐旅学院は、レストラン、ツーリズム、ホスピタリティ関係の国立の単科大学で、学生数は約4000人。全寮制で、朝は7時から学内の掃除や広いキャンパスの芝生の水やり、授業は8:10から始まるというスパルタ大学である。
学内には調理実習を行う厨房(日本料理、西洋料理、中華料理用にそれぞれ複数)、本物のボーイング747の機体の一部やフライト・シミュレータなどがある。







3年次には、かならずインターンシップを海外で行うことも義務づけられている。
学内にはホテルもあって、学生が実習の一環として運営している。厨房で作ったパン、お菓子や料理は、学内の複数のカフェやレストランで学生同士で販売し合い、営業戦略の実習をする。「キッザニア」の大学版のような感じ・・・。さらに、大学のお客を駅に迎えに行ったり、事務の補助をしたりするのも、実習の一環なのだそうだ。私を駅に迎えに来てくれたのも、ホテルの制服のような大学の制服を着た学生だった。
授業料は半期5万台湾ドルだそうだ。今日の台湾の経済力からすれば、法外に高額ともいえないだろう。


夕食は「一家園」という中華料理の店に案内していただく。
田ウナギを煮付けたもの、蛤のスープがとくにおいしい。小籠包も美味。



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韓国出張

2010年05月01日 | Weblog
今年に入って2度目の韓国出張。今回は釜山で海雲台のSea Cloud Hotelに滞在した。
部屋からは、海岸が見える。



今回の出張の目的は、霊山大学校という大学との学術交流協定の調印。



キャンパスを視察し、英語以外を使っていないことになっているGlobal Challange Zoneにおけるフィリピン人講師の英会話の授業を見学。その後、観光学科の調理室、ホテル実習を行う教室、ワインのテイスティング等を行う教室、カジノ理論とディーラー実務を学習する教室、姿勢やマナーについて実習するマナー教室、バンケットの実習を行う調理場と宴会場(実際に宴会が開催されることもある)、ハイビジョン画像の撮影と編集ができるHDスタジオ(国から30億ウォンの補助金を獲得して建設したもの)を視察した。








さて最近釜山では鴨肉の焼き肉がはやっているそうで、夕食に霊山大学校の先生からご馳走していただいた。焼き肉も美味だが、鶏ガラならぬ鴨ガラでだしをとったスープもおいしい。




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