昨日は、大分大学の大井先生、北九州高速鉄道株式会社代表取締役社長の岩科さん、株式会社光タクシー社長の石橋さん、八幡駅前開発株式会社代表取締役の井上さん、九州国際大学の神力先生と、ビィー・トランセホールディングス株式会社、山万株式会社を訪問してきました。
ビィー・トランセは、千葉のバス事業者で、地方のバス事業者が軒並み業績を悪化させている中で、非常に先駆的な経営によって業績を伸ばしていることから「ガイアの夜明け」に取り上げられた会社です。この会社の珍しいところは、タクシー会社からスタートし、コミュニティ交通を経て、バス事業者へと成長していったことでしょう。バス事業者が子会社でコミュニティ交通やタクシー事業を持っているところはありますが、この会社の成長の歴史はその逆なのです。
吉田平・代表取締役社長にお話を伺いましたが、常識を疑うこと、できない理由を探すのではなくできるように頑張ってみること、潜在的なマーケットを自ら掘り起こすこと、というあたりに成長の秘訣があるように感じました。
また、地域のコミュニティ交通がなかなかうまく行かない理由として、公共交通と事業との違いが欠けているとの指摘がありました。公共交通は、地域の足を確保するために税金を投入するので、最低限の運行、一定レベルのサービスということになりがちですが、それではビジネスとして成り立つはずがなく、事業として行うのであれば高頻度運行、需要に応じた効率運行、各種サービス実施をやらなければならないとのこと。
その後、山万株式会社に移動し、常務取締役の林 新二郎氏にお話を伺いました。
山万は、ユーカリが丘という想定人口規模35000人のニュータウンを開発・分譲していることで知られていますが、民間デベロッパーが公共交通機関(山万ユーカリが丘線)を作ってしまい、まちづくりとその後のタウンマネジメントをすべてデベロッパーがやってしまうという非常に珍しい形態の事業を展開しています。鉄道、医療、セキュリティ、介護などすべてを自社グループで展開し、ニュータウン内の学校も敷地や建物はデベロッパーが用意して、それを公立の小中学校にしてもらうという形態です。よく「公設民営」という言葉を聞きますが、この会社がやっていることはむしろ「民設民営」が基本で、部分的に「民設公営」が取り入れられています。公共サービスのうち自治体に頼っているのは、消防ぐらいのようです。
その後、法人営業部副部長の小谷訓弘氏にニュータウン内を案内していただきましたが、なるべく車を使わないで済むようなまちづくり、子どもが一人で出歩けるまちづくりなど、非常に先駆的な例を実際に見せていただきました。
ビィー・トランセは、千葉のバス事業者で、地方のバス事業者が軒並み業績を悪化させている中で、非常に先駆的な経営によって業績を伸ばしていることから「ガイアの夜明け」に取り上げられた会社です。この会社の珍しいところは、タクシー会社からスタートし、コミュニティ交通を経て、バス事業者へと成長していったことでしょう。バス事業者が子会社でコミュニティ交通やタクシー事業を持っているところはありますが、この会社の成長の歴史はその逆なのです。
吉田平・代表取締役社長にお話を伺いましたが、常識を疑うこと、できない理由を探すのではなくできるように頑張ってみること、潜在的なマーケットを自ら掘り起こすこと、というあたりに成長の秘訣があるように感じました。
また、地域のコミュニティ交通がなかなかうまく行かない理由として、公共交通と事業との違いが欠けているとの指摘がありました。公共交通は、地域の足を確保するために税金を投入するので、最低限の運行、一定レベルのサービスということになりがちですが、それではビジネスとして成り立つはずがなく、事業として行うのであれば高頻度運行、需要に応じた効率運行、各種サービス実施をやらなければならないとのこと。
その後、山万株式会社に移動し、常務取締役の林 新二郎氏にお話を伺いました。
山万は、ユーカリが丘という想定人口規模35000人のニュータウンを開発・分譲していることで知られていますが、民間デベロッパーが公共交通機関(山万ユーカリが丘線)を作ってしまい、まちづくりとその後のタウンマネジメントをすべてデベロッパーがやってしまうという非常に珍しい形態の事業を展開しています。鉄道、医療、セキュリティ、介護などすべてを自社グループで展開し、ニュータウン内の学校も敷地や建物はデベロッパーが用意して、それを公立の小中学校にしてもらうという形態です。よく「公設民営」という言葉を聞きますが、この会社がやっていることはむしろ「民設民営」が基本で、部分的に「民設公営」が取り入れられています。公共サービスのうち自治体に頼っているのは、消防ぐらいのようです。
その後、法人営業部副部長の小谷訓弘氏にニュータウン内を案内していただきましたが、なるべく車を使わないで済むようなまちづくり、子どもが一人で出歩けるまちづくりなど、非常に先駆的な例を実際に見せていただきました。