Harumichi Yuasa's Blog

明治大学専門職大学院ガバナンス研究科(公共政策大学院)教授・湯淺墾道のウェブサイトです

最近食べたもの

2009年05月31日 | Weblog
久々にホテル日航福岡に行き、中華料理の店で昼食。
福岡では、ここは行きつけの店の一つになった。

  

香椎の次郎長寿司にて、鮑のワタで作った塩辛と、あげまき。
鮑のワタが苦手な人はもちろん塩辛も受け付けないと思う。しかし、ほろ苦い鮑のワタが好きな人にとっては、この塩辛のうまさは烏賊の塩辛とは比べものにならないだろう。

 

寿司ついでにもう1枚。
先日妻の実家にお邪魔したときに、「すし竹」から出前でお寿司を取っていただいた。



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日誌5月29日

2009年05月29日 | Weblog
東亜大学校法科大学副教授の崔祐溶先生と香椎のイタリア料理店「隠れ家」で夕食。
料理はお任せでお願いし、南アフリカの赤ワイン1本を開ける。

談論風発で、日韓の大学改革その他いろいろな話をしたが、盧武鉉前大統領の死去が韓国の国内政局に与える影響についての崔先生の話は非常に参考になった。
前にもブログで書いたが、日本語版や英語版のある韓国の新聞ウェッブにおける盧武鉉前大統領死去の扱いは、かなり違いがあった。最も速報性が高かったのは朝鮮日報で、ハンギョレ新聞(英語版)は李明博政権による不当な捜査という点をかなり早い時期から強調していた。東亜日報は日本語版への盧武鉉前大統領死去の記事掲載がかなり遅かったが、世論の様子見をしていた節もあると思う。
盧武鉉前大統領自身が不正資金に係わっていたのかどうかは今となってはわからないが、いまだに韓国社会には権威主義的なところがあり、国民の直接選挙で選ばれた大統領の権力に権威主義が結びつくと、大統領の親族の前には蓄財の絶好の好餌がぶらさがるであろうことは容易に想像が付く。これはアジアの開発独裁の国々の多くでも見られる現象であって、権力者自身はかならずしも金銭に拘泥しなくてもその周囲の親族が錬金術の達人揃いであり、結果的に権力者自身まで金権政治家という評価を受けるという場合が少なくない。たとえばフィリピンのマルコス大統領やインドネシアのスハルト大統領がそうであって、スハルト大統領の場合は、夫人やその経営手腕が遺伝したといわれる息子たちがビジネスを展開した。
盧武鉉前大統領の支持者たちは前官礼遇という観点を利用して李明博政権を詰るだろうし、386世代は今度どのような反応を示すのだろうか。
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日誌5月24日

2009年05月25日 | Weblog
天気くもり。やや蒸し暑い。
東亜日報、朝鮮日報など日本語版のある韓国の新聞のウェッブサイトを見るが、どの新聞も盧武鉉大統領の自殺の件を詳報していた。特に今後の政局への影響を指摘している記事が多い。この点は、政局への影響はあまり大きくないのではないかとする日本の新聞の記事とは論調が違っていると思った。

韓国の大統領は退任後に後任者によって疑獄を指弾されて政治的影響力を絶たれるということが繰り返され、晩節を麗しくすることができないでいる。これにくらべるとアメリカの大統領は、全員とまではいわないが退任後もそれなりの影響力を保持している場合があり、特に在任中の評価よりも退任後の評価のほうが高いのはカーター元大統領だろう。若くして大統領になり、したがって若くして大統領を退任したクリントン、ブッシュの両元大統領はどのような活動を今後するのだろうか。

門司港みなとまつり。
11:50門司港集合で、護衛艦「ちょうかい」の昼食体験。
今日のメニューはハヤシライスで、サラダや揚げ物などのおかずと牛乳もつき、かなりのボリュームであった。ハヤシライスは一緒に体験した学生からも「おいしい」と好評。



食後一度退艦し、あらためて乗艦して艦内一般公開を見学。見学者がかなり多く、1時間ほど並んでから乗艦した。
甲板に出ているときに、ちょうど海上保安庁のデモンストレーションが行われ、護衛艦のすぐそばの海上に停泊している巡視艇にヘリコプターが接近して低空で空中静止した。ロープで隊員がヘリコプターから巡視艇に降りるというデモンストレーションを間近で見ることができた。



15:00から北九州市自治基本条例検討委員会。
19:00から懇親会。会費4000円也。

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山本一太参議院議員の「電子投票法案改正案に関する質問リスト」

2009年05月15日 | Weblog
電子投票法案についてのコメントを頻繁に掲載している山本一太参議院議員のブログに、「電子投票法案改正案に関する質問リスト」が掲載された。

 「電子投票」に興味を持つ「全ての読者」の参考になるように、ということだが、まさに参考になるものだと思う。
というのは、技術面、法制面、運用面からの問題点が網羅されているからである。

ちなみに昨日論文草稿をポストしたが、その中で触れたように、アメリカではマークシート投票用紙を光学スキャンして、そのデータで集計を行うという方法が急速に普及しつつある。特に今回の大統領選挙ではその傾向が顕著であった。投票箱がスキャナになっていて、有権者が自分のマークシートを挿入するというものが多い。
マークシート投票用紙の光学スキャンは、電磁的な記録を作成してその記録を用いて集計を行うという意味では一種の電子投票であると言えるが、投票の方向を有権者が選択した瞬間に、直接電磁的に記録するというわけではない。


今回の大統領選における電子投票のポイント

・州においては依然として直接記録方式電子投票機がらみのトラブルが生じている
・VVPATでは対応できない事例も出てきており、VVPATが絶対ではないことが認識され始めている
・本来、電子投票機の問題と言うよりもディスプレイのデザインの問題である事例があっても、世論は電子投票機のトラブルだとして受け止めてしまう
・上記の事情から連邦議会にはVVPAT義務づけには依然として慎重派が多い
・州は、VVPAT是非論に嫌気がさして、直接記録方式電子投票機の使用を思い切ってやめ、マークシート光学スキャンに移行する傾向が出てきた

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2008年アメリカ大統領選挙と電子投票

2009年05月14日 | 選挙制度
論文「2008年アメリカ大統領選挙と電子投票」(『九州国際大学法学論集』16巻1号掲載予定)の草稿をアップロードしました。

下記からダウンロードできます。

http://home.att.ne.jp/omega/yuasa/documents/draft16-1.pdf
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あわび亭香椎茶寮

2009年05月06日 | Weblog
連休最終日。
今年の連休はほとんど外出しなかったので、昼食はこれまでに行ったことがない店に行ってみようと言うことになり、妻とあわび亭香椎茶寮に行ってみることにした。

御島崎の静かな住宅街の中に一軒家のような店があり、庭を囲んで大小のお座敷がある。すぐ近くに香椎花園があるとは信じられないような静けさである。

「むかしばなし」というお昼のコース(メインに鮑を使った懐石料理とのこと)。
前菜(鮑の真丈ほか)と吸い物、揚げ物は蓮根と鮑のワタ、メイン料理は鮑の刺身と洋風の鮑グラタン、箸休めにクラゲの酢物、ご飯はボタン海老とイクラのちらし寿司。最後にデザートが出た。

さて肝心の鮑だが、これはコースの値段に比例して大きさも変わってくるそうである。
生きていた鮑を調理してもらうが、こりこりとした歯ごたえを残しつつも意外に柔らかく、レモンをかけて堪能した。





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アメリカ連邦選挙支援委員会の用語集

2009年05月02日 | 選挙制度
2002年アメリカ投票支援法(Help America Vote Act of 2002)の制定によって設立された連邦選挙支援委員会から、選挙用語集が公開されています。
しばらく委員会のサイトをチェックしていなかったのですが、日本語版の用語集が公開されているのを発見しました。

http://www.eac.gov/voter/language-accessibility-program-1/translation/pdfs-of-glossaries/EAC%20Japanese%20Glossary.pdf/attachment_download/file

スペイン語、中国語、英語、タガログ語、韓国語、ベトナム語の用語集も公開されています。
選挙関係の用語は日本語に訳するのに苦労することが多く、私も『自治用語辞典』、『法律用語対訳集』、『英米法辞典』、『ビジネス法律用語対訳集』などいろいろなツールを使っています。

もっともこの用語集、利用には多少の知識が必要でもあります。
たとえば

ballot access: 投票アクセス
Example: Ballot access refers to the
process by which candidates and
political parties qualify for the primary
and general election ballots. (例: 選挙
票アクセスとは候補者や政党が予備選挙や
総選挙資格を得るプロセスを指す)

とありますが、バロット・アクセスの権利は、投票用紙へのアクセスの権利=投票用紙に氏名や政党名が掲載される権利ということで、被選挙権のような性質を持つものなのです。

あるいは、疑問の残る項目もあって、たとえば、

undervote: 識別不能のため無効票になる
Definition: Occurs when the number
of choices selected by a voter in a
contest is less than the maximum
number allowed for that contest or
when no selection is made for a single
choice contest.

が、

選挙対象の論争項目で投票者が選ん
だ数がその論争項目の最大選択数より少な
かったり、単一選択の論争項目に対しなん
の選択もされなかったときに起こる。

と説明されていますが、これは「識別不能のために無効」というよりも、連記式投票の際に連記されている候補者の数が連記できる数よりも足りない、または単記式のときに有権者の選好が表示されていないということだと思うのですね。
そうだとすると、後者の場合は一種の白紙票ということでしょう。

しかし、このような用語集が公開されると選挙関係の研究者にとっては非常に重宝であることには違いありません。


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