Harumichi Yuasa's Blog

明治大学専門職大学院ガバナンス研究科(公共政策大学院)教授・湯淺墾道のウェブサイトです

フラワーセンター大船植物園

2012年06月09日 | 自治体
神奈川県緊急財政対策本部調査会(神奈川臨調)が、107ある県有施設等について3年以内に全部廃止するという方針を固め、話題になっている。
このうち、フラワーセンター大船植物園は現在直営になっているが、私はこれまで一度も行ったことがなかった。

緊急財政対策本部 第2回調査会 資料によると、年間の利用者数は、平成23年度は210125名。
事業費総額6,090千円、維持管理経費総額68,239千円、合計で年間の経費は74,329千円。
職員数 29名(常勤19名、再任用2名、非常勤8名)で、職員給料 150,000千円となっている。
総計で224,329千円。
単純にかかっている経費を利用者数で割ると、ざっと1人あたり1000円強となる。ところが利用料は、20歳以上65歳未満が350円、高校生と65歳以上は100円、中学生以下は無料。この差額が県の「持ち出し」になっているのは確かである。
初めて訪れたフラワーセンターは、ざっと見て回るには1時間もあれば十分という規模だった。ちょうど菖蒲とバラが見頃で、こういう施設は是非残して欲しいと思わずにいられなかった。しかし、これに1000円の利用料を払うかといわれれば、正直なところ返答に窮する。民営化が難しい種類の施設であることは確かだろう。

フラワーセンターの花アルバムはこちら。
http://www.facebook.com/media/set/?set=a.460222477323191.110190.100000063274224&type=1&l=ee22df1bdd
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