Harumichi Yuasa's Blog

明治大学専門職大学院ガバナンス研究科(公共政策大学院)教授・湯淺墾道のウェブサイトです

日誌8月22日

2009年08月24日 | Weblog
防衛省福岡地方協力本部に招待していただき、哨戒機P3Cの体験搭乗へ。今回の体験搭乗のメンバーは、福岡県内の大学関係者が中心。
P3Cは現在「ソマリア沖・アデン湾における海賊対処」のため派遣されている飛行機である。

11:00に地方協力本部に集合し、マイクロバスで熊本空港そばの高遊原分屯地へ。ここでフライトの簡単な説明を受けた。
機長は海上自衛隊の幹部自衛官。機長の説明は非常にユーモアあふれるもので、「どこか行きたいところがありましたら早めに知らせて下さい。できるだけその上を飛べるようにしますから」とリクエストを募ってくれたりした。
その後に搭乗。コックピットの中に案内していただいた。
予定では20分のフライトだったが、結局1時間近いフライトで、その間に偵察・海賊対処行動のための飛行方法のデモンストレーションもあり、非常に充実した内容だった。



P3Cの搭乗口は、民間機のような翼の前方ではなく後方にあり、後ろから乗り込む。



偵察行動のための飛行方法のデモンストレーション。
写真ではわかりにくいが、急降下した後、大きなバンクを取りながら翼の先端が海面に触れそうなぐらいまでぎりぎりまで低空で飛行し、この間に写真を撮ったりして偵察行動をするらしい。その後、逆の方向に大きなバンクを取りながら急上昇。偵察相手の艦船から砲撃されるのを避けるためだろう。なにしろ「海賊」船がバズーカ砲や機関銃などで武装している時代なのだから・・・。



着陸寸前。
3Cはもともとロッキード・エレクトラが母体になっている機体で純粋な軍用機ではないので、フラップの動作音などが機内にあまり進入してこなかったのが印象的だった。機内も民間機並に静かで、広々としていた。



体験搭乗の参加者の写真を撮ったり、大忙しの防衛省福岡地方協力本部募集課Wさん。
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