Harumichi Yuasa's Blog

明治大学専門職大学院ガバナンス研究科(公共政策大学院)教授・湯淺墾道のウェブサイトです

シャッター街商店街の行く末:名店街アーケードの取り壊し

2013年06月15日 | 自治体
商店街の衰退が各地が進行し、あちらこちらでシャッター通りがみられるようになった。
往事、瀬谷駅南口周辺には、瀬谷銀座通り商店街、いちょう通り商店街、瀬谷駅前サンロード商店街、瀬谷駅前商店街、横丁通り商店街、瀬谷駅前名店街という大小あわせて6つの商店街があった。ある意味では驚きである。瀬谷駅は決してターミナル駅ではなく、1日の平均各駅乗降人員は4万人強なのである。
商店街の中で、唯一アーケードを持っていたのは名店街だったが、この商店街もシャッター通りになって久しく、ついにアーケードの半分が取り壊された。
南北100メートル弱の名店街アーケードは実は二つに分かれていて、南側は大きなビルの1階部分を貫通する形になっており、北側が両側の店舗の間に張り渡したアーケードになっていた。今回取り壊されたのは、その北側の部分のアーケード。
同時に、アーケードの両側の店舗のうち、西側の店舗の建物もすべて取り壊されてしまった。名店街のうち、四分の一の空間が消えたことになる。
跡地には、スポーツクラブができることになっているようだ。

取り壊し直前の名店街アーケード北側入り口。


取り壊し直前の名店街アーケード南側。営業しているのは、喫茶店「アリス」と、中華料理「三十一番」だけになっていた。


西側にあった瀬谷区証明書発行センターも移転。


西側の店舗の裏側は、古いビルであった。これらも取り壊された。




アーケードと西側の店舗が取り壊され、東側の店舗だけが残った光景。


名店街アーケードには「枝」アーケードもあり、奥にある整体院とカラオケスナックだけが営業していた。こちらは今回は取り壊しを免れた。


名店街アーケードの南側から見た光景。


ここに、こんなに多くの商店があったのである。今となっては信じがたいような気がする。

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