香港、オーストラリアにおけるタクシー等支援

香港のタクシー運転手に対する支援内容です。

基準を満たす現役のタクシー運転手と赤ミニバス運転手に対して、6ヶ月間、月額6000ドル（1ドル15円で換算して90000円）を給付。
基準を満たさない現役のタクシー運転手と赤ミニバス運転手に対しては、1回限りで7500ドル（105000円）を給付。ただし車両所有者として登録されている者を除く。
タクシー及びミニバスの所有者に対して、1回限りで30000ドル（450000円）を給付。想定される受給者はタクシー18163台、ミニバス1030台。
ノンフランチャイズのバス、スクールバス、ハイヤーの所有者に対して、1回限りで30000ドル（450000円）を給付。想定される受給者はバス7400台、スクールバス2200台、ハイヤー1300台。
5社の乗合バス事業者、9社のフェリー及びトラム事業者に対して、通常の維持費と保険代の6ヶ月分を払い戻し。

https://home.kpmg/xx/en/home/insights/2020/04/hong-kong-sar-china-government-and-institution-measures-in-response-to-covid.html

オーストラリアの場合、連邦政府からの支援と州政府からの支援があります。

連邦政府

連邦政府の職業継続（job keeper)プログラムにより、運転手に1500ドル（1ドル70円で換算して105000円）を給付。

https://www.business.gov.au/Risk-management/Emergency-management/Coronavirus-information-and-support-for-business/JobKeeper-Payment-for-sole-traders

州政府
西オーストラリア州
下記を内容とする法案が州議会を通過（4月1日）。

約200社のタクシー事業者に対して総額470万ドル（3億2900万円）を給付。受給資格は、2019年7月1日現在でタクシー営業免許を有している者。
約600社の登録オンデマンド予約サービス事業者に対して、1社2500ドル（175000円）を給付。これらの多くが個人や中小規模事業者で、西オーストラリア州でタクシー、チャーターバス、リムジン等を営業。
1台あたり113ドルの免許更新料を12ヶ月間免除。
1台あたり250ドルの登録オンデマンド予約サービス事業免許更新料をを12ヶ月間免除。
2020年7月2日までに新型の車載カメラを装着しなければならないとしていたのを、2010年7月1日までに延長。適用されるのは約300台の地方タクシーと1000台の州首都タクシー。

https://www.mediastatements.wa.gov.au/Pages/McGowan/2020/04/9-million-relief-package-for-On-demand-Transport-industry-passes-Parliaments-Lower-House.aspx
https://www.wa.gov.au/organisation/department-of-the-premier-and-cabinet/covid-19-coronavirus-business-and-industry-advice