お待たせいたしました。編集に手間取りまして、ようやく伊丹ジャンボ里帰りをお送りできます。
2014年1月12日、朝4時にスカイパークの中央門に到着。するとなんと南門の駐車場の入場待ちの列が、私がいる中央門まで伸びているではないですか、しかも30秒に1台ペースで増え、中央門を通り越し北門方向へ伸びて行きました。
おかえりジャンボ! "The longest day of ITAMI Airport, Jumbo came back and the last flight in this airport"
そして凍てつく伊丹空港に、朝日をバックにANAのジャンボが約8年ぶりに降り立ちました。機体はJA8961、一度オープンスポットに停められトーイングで、全日空整備の格納庫に入れられました。
格納庫では、抽選で選ばれた住民に対して機体見学会が模様され、その後ターミナルへ移動。いよいよ目玉である遊覧飛行の時です。
便名はNH2051、抽選で選ばれた住民を含む471人を乗せ、富士山などを見に関東方面へ飛行します。そしてこの歴史的瞬間を見ようと、デッキには人、ヒト、ひと!
私がいるスカパーはもちろん、奥の千里川も隙間なく人がいます。ヒコーキ撮影をしていて、これほどまでの人出は経験がありません。これは航空祭ではなく、コミケのレベルです。
そして普段は騒音のために使用されないW1からの離陸、W1では長くホールドして千里川のファンへの撮影タイム。そして離陸も、最少はゆっくり動き一気に加速、スカパーにいる人々の目の前でエアボーンを見せようと最高の離陸でした。
離陸後、千里川で着陸を撮ろうとする波とスカパーへ放水アーチを撮ろうとする波がぶつかる民族大移動。これもコミケを彷彿させます。
そして約一時間のフライトを終え、伊丹空港では最後となるANAジャンボの着陸。
そして伊丹空港では、初めてとなる放水アーチとなるお出迎えを受け、こちらも最後となるターミナルへのスポットインとなりました。
そしていよいよジャンボが伊丹空港に別れを告げる時が来ました。陽が落ち極寒となった空港ですが、最後の姿を見ようする熱気は溢れかえっていました。
ターミナルはじめ各場所で見守る人々を前に、まるで別れを惜しむようにW1でのこれでもかという長いホールド、そして伊丹ではこれが最後となるジャンボの四重奏が滑走路に鳴り響き、夜空へ飛び立っていきました。P「長い間お世話になりました」 管制「ありがとうございました、いってらっしゃい」の言葉と翼を左右に振って、伊丹に空港に別れを告げました。
今回のイベントで、改めてジャンボが航空ファンだけではなく多くの人々に愛された機体だと実感させられました。そしてこの日は、のちに伝説として伊丹はもちろん日本の航空史に刻まれるでしょう。
最後に今回のイベントの実施・協力されたANAスタッフ、空港関係者、行政、地元住民、そして多くの人々にヒコーキファンの一人として感謝を申し上げます。
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