金沢から東京へと延びる北陸新幹線のレール、そのレールの上を新幹線の車両が走る時がついに来ました。
最初にレールの上を走る記念すべき車両は、JR東日本の検査列車であるイーストアイ。走行しながらレールや架線のチェックを行える、新幹線版チェックスターです。
今回は富山の黒部宇奈月温泉から富山・金沢駅を通り、白山車両基地までの上り区間を一日をかけて行います。早朝に黒部駅を出発したイーストアイは、約30Kmという低速走行で途中停止、バックなどを行いながら路線及び駅構内の検査を行います。
私の追っかけは津幡の新幹線が見えるポイントからスタート、仕事の関係で間に合おうか微妙でしたが、知り合いの助けもありなんとかイーストアイとご対面。一般・マニアそして報道陣が数多く詰めかけ、皆がイーストアイの紅白の車体に視線・カメラを向けていました。
西日本の管轄であるこの石川の地で、地東日本の新幹線を見るのは不思議な気分を持ちます。北陸新幹線はJR東と西の共同運航、ヒコーキでいえばコードシェアで機材は共通の機種みたいな感じかな。
津幡を出発したイーストアイは一路、金沢駅へ。車で先回りして金沢駅が見下ろせる場所からTV・新聞の報道陣と共に出迎えました。ちなみに上空には報道ヘリが3機がサークルを描いていました。
金沢駅に到着したイーストアイは出入りを繰り返し、各ホームのチェックを行いました。
そしていよいよ最終目的地である白山総合車両基地に堂々の入場。
長い旅路に終えたイーストアイは、ゆっくりとその車体を車両基地に停め歴史的な一日のフィナーレとなりました。いよいよ新幹線が北陸の地を走る、まるで新機種の初フライトのような気分です。そして就航となる開業となれば、ヒコーキとの熾烈な戦いの火ぶたが切られます。
いよいよ火曜日からはW7の試験走行が始まります。残念ながら撮影には行けませんが、近いうちに撮影に行きたいと思います。