とある機体を求めて関西へ遠征、目的は、
Airbus Transport International Airbus A300B4-608ST Super Transporter "Beluga" F-GSTC
ベルーガ、エアバスの輸送機であり、本来は製造する機体の部分を輸送するため欧州内を飛んでいる機体ですが、今回はあるものを日本に運ぶために22年ぶりに飛来しました。
フランスのマルセーユを出発し、ポーランドのワルシャワ、ロシアのノヴォシビルスク、韓国の仁川そして関西国際空港に降り立ちましたが、ここは最終目的地ではなく最終経由地です。
そしてベルーガの配送先である神戸空港にやってきました。SNSなどで話題になっておりヒコーキファンだけではなく一般の人々も多く訪れ、デッキだけではなく周辺のポイントは大混雑となりました。
関空から飛び立ったベルーガ、この日は西風が強くランウェイ27へのサークリングアプローチとなりました。
まさかベルーガの捻りが見れるとは思いもしませんで、大興奮でした。
コブのような貨物室そうですが、まるでスペースシャトルシャトル輸送機の747を彷彿させる、この尾翼の水平安定板もたまらないです。
着陸したベルーガは駐機場へ、さて問題はこの特異な貨物室からどうやって取り出すのか?メインデッキローダーもないので、こんな物が用意されていました。
高架状のレールが用意され、これに載せ替えしクレーンで地上に降ろされました。
そして準備が整い、ついにノーズドアならぬオデコドアがオープン。
パックリと開いた姿を現した巨大な貨物室、人と比べると高さも幅も普段見ている747の貨物室とは比べ物になりません。
最初に出てきたのは、今回の輸送物の付属品。パレットに乗せられ人力でスライドして、レールの上に載せます。
そして今回のメインであるエアバスヘリコプターのH215、エアバスヘリコプターの施設がこの神戸空港にあり、そこで組み立てられ試験飛行のうち納入されます。このヘリは、いずれ東京へリポートで見れるでしょう。
デッキから見ると、ベルーガ、シロイルカですが口を開けたその姿は、まるでクジラのようでした。
人生で最初で最後になりそうなベルーガとの出会い、そしてお世話になりました皆様に感謝。