昨日まで東京へ出かけていました。
狙いは来日中のトランプ大統領搭乗機であるエアフォースワンの撮影、今回は羽田ではなく横田基地の離発着なので電車を乗り継ぎ約二時間、初めて横田基地を訪れました。
基地を取り巻く警備に数多くのカメラマン、そして一目見ようと集まった地元の人で基地の外周は人で溢れていました。
今回の撮影に当たって、スケジュールでは正午頃に韓国着なので10時くらいに出発と予想。
そうすると基地の東側が順光エリア、せっかくの近くで撮影できる機会なので青空バックで飛ぶ画を狙うことに。そこで課題になるのが、基地の周りは市街地で多くの建物、電柱や電線があり撮影位置によってそれらに遮られる、かといって基地から離れすぎると腹の撮影になるので、離陸する角度のコースを予想することに。
参考にしたのが、同じ韓国行きだった2014年4月の羽田の上り、2016年5月の横田にテクニカルランディングした時の動画や写真を分析。
そして今回の機体重量、定員は少ないですが数多くの装備を搭載しているんで、機体重量は多くの貨物を搭載したフレイター並みと仮定して、オルタネートは横田・岩国そしてE-4Bが待機している嘉手納もしかしたらグアムを考慮した燃料を積んでいるかもしれない。
これらを総合すると離陸重量は、横田飛行場の3353mで離陸できるギリギリで引っ張った低い上りになるのではと予想しました。
それらを踏まえ、地図を頼りに予想離陸角度のコースをイメージしながら建物や電線に邪魔されない開けた場所を見つけました。
すると先行してB737-700をベースにしたC-40Bが離陸。
この場所からでは、基地の様子が分からず同業者が誰もいないので、警備の警察官と地元の人とおしゃべりしながら、スマホで放送されている中継を一緒に観ていました。
そしてCF6-80Cサウンドが聴こえてきました。
建物の影から飛び出してきたVC-25A、ドナルド・トランプ合衆国大統領搭乗機「エアフォースワン」がその姿を現しました。
US Air Force Boeing VC-25A (747-2G4B) 92-9000
予想どおりランウェイを長く使用した低い上り、真横過ぎず腹過ぎない予想した画になりました。
こうしてエアフォースワンは、韓国に向け日本を後にしました。
そして間を置かず、予備機がエアフォースワンを追いかけて離陸。
US Air Force Boeing VC-25A (747-2G4B) 82-8000
こちらは大統領が搭乗してないので、コールサインは「サム」となります。
こうして三日間のトランプフェスが幕を閉じました。
今回初めての横田基地、初めてのエアフォースワンの撮影、情報収集・分析・予想を一か月前から行い、空も味方してくれて貴重な画が撮れたかと思います。
後継機の計画も進んでいるエアフォースワン、今では貴重になったクラシックジャンボであるB747-200Bベースの機体、日本であと何回見られるでしょうか。
皆様お疲れ様でした。