航空祭シリーズの途中ですが、ここで月曜日に行ってきた小牧のお話を。
目的はもちろんMRJ、そろそろ渡米が近いのでそれまでに撮影しておこうと、この日を予定していました。
そしたらなんとこの日に渡米することが現地に着いてわかり、のんびり撮影のつもりが緊張感の満載の撮影と急変しました。
歴史的イベントなので外周ではなく、終始デッキからその模様を撮影することに。
Mitsubishi Aircraft Corporation Mitsubishi MRJ-90STD JA21MJ
実はMRJの機体をきちんと撮影するのは、これが初めてでした。初めて実物を見てみると、想像より小さくスリムな機体です。
今回は渡米ということで機体はデッキの目の前に駐機されました。
機体の周り・機内へ整備士が忙しなく動きフライトへの最終チェックを行っています。これまで2回渡米を試みましたが、機体の不具合で引き返すことになったので、緊張感が漂っています。
プラット&ホイットニーPW1200Gにシンプルな主翼、そして窓の内外に見える計測などの機器類が試験機であることを物語ります。
そしていよいよ旅立ちの時、これまでどおり11時ごろに出発かなと思っていましたが13時過ぎとなりました。
三菱の整備士・関係者、そしてデッキ・外周で見守るヒコーキファンや報道陣が見守る中、ランウェイ34へタキシング。
そしていよいよランウェイに差し掛かったとき、なんとある機体が34に着陸。
ついに最初の経由地である新千歳に向けテイクオフ、これまでの2回よりも引っ張った上がりでした。
なんと先ほど降りてきたのはYS-11、数少ない現役の航空自衛隊のYS-11がまさかのタイミングで小牧に飛来。なんとMRJとYS-11のコラボが実現したのであります。
その光景はまるで後輩の旅立ちを見送る先輩、YS-11のクルーも手を振ってMRJをお見送りしました。
これまで私は初飛行は延期で撮れず、小牧に行ってもハンガーからも出てこない、能登空港で待ちうけても降りてこない、小松の上空を通過していても雲で見えない、サミットのセントレアでも遠目に豆粒と自他ともに認めるMRJ不運に見舞われていました。
そして今回、最後のチャンスと思い向かった小牧で、これまでの不運をチャラさらにオマケつきの成果を得ることになって感無量です。
でもまだ弐号機以降も撮影しないといけない宿題は残っています。
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