小松空港傍の航空プラザに、本物の前政府専用機の貴賓室が展示されました。
これは前政府専用機であるBoeing 747-47Cに設置されていた物です。
現役時代は、天皇陛下、総理大臣など要人の外国訪問、そして邦人の移送などの任務に就いていました。
小松空港にも訓練で年に一度程度飛来していました。
この貴賓室は、機内一階のL1ドアより先端に設置されてました。
民間機でも上級クラスが設置されるエリアです。例:ANA Boeing 747-481D
限られた者しか座れない座席1A、電動リクライニング付きです。
卓上の上の日本本国そして世界につながる電話。
左の受話器はアッパーデッキの通信室につながり、オペレーターが世界へ繋げるみたいですね。右の黒は機内用でコックピットへの短縮ボタンがありますが、実際に要人から掛かってきたことはあるのかな?
ベッドになるソファーを見ると民間機のように機内オーディオの操作盤があり、20世紀の機体ならでは二つ穴の聴診器型イヤホンジャックがあります。
展示の側面には政府専用機の解説が記載されています。航空自衛隊からの借り受けで設置期間は2年間ですが、貴重なものを見れるまたのない機会です。