令和3年9月10日(晴れ)
今日は朝からお天気が良くて気温が爆上がりで31度まで上がりましたね。昨日までは20度以下だったので体がついていけません。
今日は朝のうちにねぎ畑の小田道CとDに防除しましました。2週間前にも防除したんですが、今日は小田道Cに止め土を打つ予定なので先ずは防除からです。画像はありませんが葉先枯れは一寸ありますが、これは病斑では無くて干ばつの影響になりますので心配はありません。
防除については、薬剤を混合しました。先ずは病気予防でアミスターを一寸入れました。虫対策としてダイアジノン乳剤を入れました。ここからがひと工夫です。追肥代わりに尿素系の液肥も一寸入れました。そしてリン酸系の肥料もいれました。そうです。追肥は粒剤ではもう効きませんので葉面吸収を期待して液肥を中心にカクテルして散布しました。
何故、s646等の粒剤肥料が意味ないかと言うと、この時期、ネギの根が畝の中で上を向いているんですね。そこで止め土を打つ前に追肥で粒剤肥料を散布しても根のあたりに留まらなくで施肥しても意味が無いのです。なので自分は止め土を打つ前に亜リン酸系の肥料と尿素系の肥料をねぎと畝に散布します。そこに覆土をすれば根が更に伸びて肥料を吸収しますから良いねぎが出来るのです。此れが自分のやり方です。
では掲題ですが、今日,JAのねぎ部会の秋冬ねぎ出荷向けの目揃い会がありましたので参加してきました。別に参加しなくても出荷には問題ないのですが、色んな人たちの情報も知りたくて参加したんですが、参加者が少なくて10人程(部会員は50名ほど)でしたね。JAからはネギの価格が高くて(2L 5kg/箱 2000円、L 5kg/箱 2200円) 今のうちに沢山出荷したほうが良いと言ってました。稲刈りまで2週間ほどあるんで今のうちに出来るだけ出荷したいと思います。
知り合いも何人かいたので一寸話を聞いたら、一人は「シロイチモジヨトウ」虫がついていて畑が壊滅状態らしい。自分は全くこの兆候はないので一安心ですが、素人考えで生堆肥を使っているんじゃないかと推察しています。
後、夏扇4号と夏扇パワーを栽培している方から、夏扇パワーの軟腐病が凄いという話を聞きました。自分は夏扇パワーがノロが多くて嫌いなんで1年で栽培を回避しました。確かに太身は凄いですが、ノロが凄くて根切り葉切り機がノロでドロドロで塗料は剥げるは、サビは凄いし、出荷段ボールがノロで崩れかかるし、最悪なんですよね。コンテナ出荷なら良いけど段ボール出荷では如何な品種と思いますね?
ちなみに自分のねぎの品種は「ホワイトスター」なんですが自分的にはこの品種が最高に好きです。先ず、皆さんはホワイトスターは病気に弱いと言いますが、決して弱い訳ではありません。今年はべと病は付きませんでした。葉先枯れはありましたがこれは病気ではなく、干ばつに寄るものなので問題はありません。黄色斑紋病も基本付きませんし、サビ病も付きません。防除のポイントを押さえておけば栽培が楽な品種と言えます。ホワイトスターはノロは出ませんので作業機を汚すことはありません。生育状況は早生種なので短期間で太身は十分ですし、ねぎが柔らかいですし、味も甘味が有って良いねぎなんです。ただ、ホワイトスターと言うだけあって、夏扇系や関羽等の葉色からしたら、葉色が淡いので好き嫌いはあると思います。
早生種で生育も早くて、太りも良くて、黄斑も出ないし、錆病も無い。当たり前ですが防除をしっかりやっておけば病気にかからないし、山遊びしていて放置栽培の自分に最高な品種なんですが、巷の病気に弱いという風評で当部会ではホワイトスターを栽培しているのはとうとう自分一人になってしまいました。ちなみに自分からねぎ苗を購入している当地域の婆さん達は皆、ホワイトスターですよ。
今日はその後に、明日の出荷作業のためにネギの掘り起しと小田道Cの止め土を半分ほど打ちました。小田道Cは予想外にアザミウマの被害も少なくて太さも良くて良いねぎになっていました。
巷では70町歩グループが稲刈りをしていましたが、稲がまだ青く、登熟していないと思いましたけど、彼らからしたら稲刈りをするざるを得ない状況なんでしょうね。1ha/日刈り取るにしても70日かかるわけで、雪降る前に終われるか物理的に大変でしょうから無理な稲刈りをやってるんでしょうね。ちなみにコンバインは大型を2台持ってきてやっていました。
明日は町内の協働草刈なんですが、ねぎの出荷を優先して、欠席です。
もう一寸、掲載したいこともあったのですが、明日のことも考えて、今日はここまでにしておきます。
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