岳と百姓と

余生で農業しながら山に登り、全国を旅行して人生を謳歌している爺の趣味三昧のブログ

葱管理作業の一日

2015年09月25日 | 百姓
平成27年9月25日(晴れのち曇り)
今日は暑くも無く寒くも無くとても良い気候で作業日和でした。稲刈りしたくてうずうずしていたんですが、葱の管理もしなくてはならなくて稲刈りは自粛しました。

そこで今日は自宅周りの15aのネギが収穫終了したんで、これからは隣村に栽培している葱の管理作業を優先して行いました。

先ずは本宮A(25アール)と本宮B(15アール)の土寄せをしまして、防除作業をしました。

本宮Aですが、今週から収穫出荷を開始します。

葱はできているんですが、アザミウマだと思うんですが、虫害があってA品率確保が出来るか心配です。防除は他の畑と同じにやっているんだけど、葉枯れと黒班病があってこの畑は毎年この様な状況になるんでどうなっているんじゃ!と思ってますがどうにもなりません。
タバコ畑の後を使用しているし、周りは草だらけの畑と、自家消費用の葱を植えている婆さんがいるんでそこから病原菌が来ているような気がしますが、環境を変えられないのでこの状況で栽培するしか有りません。
本宮Aはすこぶる良いネギだったんですが、虫害と葉枯れがあって一寸、無残でがっかりです。
でも、出荷しますよ。



こちらは本宮B(15アール)ですが、葉枯れが凄くて見た目も悪かったんですが、防除を続けたら新しい葉が出てきて畑全体が緑色になってきました。草も無くて良い圃場になってきましたし、良いネギになることを期待して土寄せしました。11月収穫予定です。



土寄せ(45アール)に朝から実施して予定以上の16時までかかってしまいました。これから防除作業したら18時30分になってしまいました。あたりは真っ暗ですね。秋の夕方はつるべ落としで直ぐ暗くなりますね。これから稲刈りがあるので2週間程は葱畑の管理はしなくて良いので一安心です。

これから稲刈りに入るんですが、想定外にパート従業員Aが自分家の稲刈りで当初、3日程休むと言っていたんですが、8日間休むと言ってきて、これで葱の出荷が滞るし、自分の稲刈りが出来なくなってしまうので、急遽、全農とのコンテナ出荷契約を2週間、中断しました。想定外ですが、無理も言えないので作業を工夫してやって行くしか有りませんね。
今年採用のパート従業員Bが居るんで段ボール出荷は続けますが、葱の出荷作業の肝である良品、B品等の品質判断作業を教えて無いんでこれから教えなくてはなりませんが、若者なので直ぐ覚えてくれると思うので何とかなるでしょう。

明日も変わり映えのしない葱の出荷作業しています。ちなみに葱の出荷量は4トンになりました。今年の目標は20トンですが当初予定の圃場が石からで使えなくて物理的に無理なんで15トンに目標を下げます。

明日も頑張るぞ!

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出荷ネギの検品について

2015年09月19日 | 百姓
平成27年9月19日(にわか雨)

お天気が悪いね。稲刈りも始まりましたが、晴れ間もあっても時折、雨がざー!と来るんで今日は誰も刈っていません。自分もそろそろ稲刈りを始め無ければならないので一寸、気が高ぶってきました。

葱の出荷は昨日、今日、明日は本来ならお休みだったんですが、市場に品が薄いということで急遽、出荷を受け付けるという事になって、出荷をしました。
従業員たちは予定通りにお休みにして自分一人で出荷調整作業して、1日 85kgづつ出荷しました。意外と捌けるもんですね。これを考えると3人体制で200kg/日は一寸少ないかな?やはり、3人体制なら250kg/日は出荷したいもんですね。作業の流れを検証しないとだめですね。

さて、掲題についてですが、昨日、葱を農協に出荷で持ち込んだら、農協職員が箱を開けて中身を確認しています。抜き打ち検品で「Lサイズ A品」の箱を全農家の1箱を開けて内容物の検査をしていました。
自分のも検査されましたが、綺麗なネギで変なのは入れていないし絶対の自信があったので問題ないと思ったのですが、一点指摘されてしまいました。5枚葉のネギがはいっていたことで、ルール上は3から4枚が出荷規格なので5枚葉はダメと言われてしまいました。

確かに出荷規格上は3枚~4枚が正規ですが、葉が1枚多くてもお客さんに迷惑をかける訳でもないので個人的には良いんじゃないかと思うんですが、農協さんは許してくれませんでしたね。
でも、良いネギばかりだったので直ぐ箱は閉じられ、今後は規格どおりに出荷するように指導されてしまいました。他の農家さんは首割れや病気葱の混入、規格外の葱の混入など大分指摘されているようでした。箱から葱がぬかれていましたからかなり深刻です。

ここで自分の考えですが、検査は出荷の精度を上げるのでやることは良いと思いますので否定はしませんが、実は出荷マニュアルが無くてどういう物が出荷できなくてどういう物は出荷可能か、そしてA品で出荷できないのはどう扱うかなどの具体的なマニュアルが無いんですね。
自分も3年前に就農したときに2LやLサイズなどはどの位の太さで葉っぱは3から4枚で葉の長さは外葉で12cm以上等の出荷規格は示されるれるんですが、どういうネギは出荷出来てどういうネギが出荷出来ないのかサッパリ判らなかった記憶があります。農協さんに聴いても担当者は良く解って無くて、結局、ベテラン農家さんに聴き回って今に至っている現状なんですね。

今、農協と農家の間で軋轢があって、新入職員が上司から厳しくチェックしろと言われて厳しくチェックしているんですが、古い(長くやっている農家さん)は規格に厳しくてこんな検査は受けたことが無いと憤っていて、その狭間で新入職員がストレスで昨日から休んでしまいましたね。良く愚痴を聞いてあげてたんですが、重量物を持つので腰痛を発症しても休めなくて病院にもいけない日が続いて堪えられなかったようです。
もう一寸、フォローしてあげればよかったかな?

そこで、農協さんも農家さんも納得できる葱の出荷マニュアルを自分が作って農家も農協も細かいところまで意識を共有すればこんな問題にはならないと思うので誰にも言われていませんが作成を決意しました。ただ、今は忙しいのでマニュアルのネタ集めをして農閑期(冬場)に作って来年、周知出来ればよいなと思いますね。

例えば、こんな感じで作ります。

①首割れはダメよ。
首割れは、葉を1枚剥いて葉が3枚以上あればA品で出荷し、3枚以下であればB品で出荷してください。



②5枚はダメよ。

ねぎ出荷の規格は葉が3枚~4枚なので5枚葉は規格外になります。1枚剥いて4枚にしてください。



一寸、遊びで中の葉をカットすると4枚半になります。一応、規格内ですね。今の自分はたまにこういうやり方で出荷しています。農協に確認する必要がありますけど、自分は1枚剥くとバランスが悪かったり、剥くのが面倒な時はこの手法を使います。お客様には1枚剥くよりメリットがあると思いますけどね。



葱を並べてみると、左から5枚、3枚、4枚、5枚なんですが大して変わらないんですからね、どこで妥協するかです。





③葉の擦り傷はB品にしてください。

畑からの収穫時に付いたと思われる葉の擦り傷ですが、これもB品扱いになります。



④サイズの判定

サイズの判定は根から15cm上部で計測します。葱は楕円なので直径の太い方で計って構いません。



等など、より具体的な出荷マニュアルを作成しようと思っています。これでお互いwin to winになればいいですけどね。

本来なら農協(全農?)が作るのものなんですが大きなお世話かな?

それから農協から葱情報が出たのですが、毎度のことで情報が遅いのと文章がいつも上から目線で具体的にどうするのと思ってしまいます。

以下気になる文章

「現在、出荷されている物の多くに葉枯病の黄色斑紋病斑が見られます!荷造りの際、確認をお願いします。」

気になる部分は「!」は何を意味しているんでしょう?怒ってるの?
「荷造りの際、確認をお願いします。」は病斑のある葱は箱に入れるななのか、病斑部分をカットしてB品に入れても良いのか具体的な部分が無いのでさっぱりわからない?

それ以下の文章も怒ってる文章なの?
周知文章として体をなさないし、会社外に出す文章としては意味が通じない。
自分の経験からして会社から絶対出せない文章なんですが、自分たち農家相手なのでこんな物でも良いのかな??社内でレビューして出してるんでしょうかね?



最後は年寄りの愚痴になってしまいましたね。でも会社員時代に良くお客さんに提案書を出していて文章で苦労したのを思い出すなーー。

明日は葱の出荷がお休みなんで、田んぼの草刈り残り100m2本、乾燥機、籾すり機、コンバインの点検をして、秋冬ネギに薬剤散布して、明後日用に葱を掘って作業は盛り沢山ですね。

ゆっくり、休みたいね。


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バイト君達が奮闘

2015年09月16日 | 百姓
平成27年9月16日(快晴)
久々の快晴で超暑いけど、ハウスの外は秋風もあり涼しい。ハウス内の葱調整作業は暑くて汗だくで辛かった。

さて今年もバイト君を雇っての葱の出荷作業をしていまして、作業進捗はどうかというとすこぶる順調です。今日も葱の掘り起こし作業をやりながら出荷調整作業をして215Kg出荷出来たんで喜んでいます。

今年の作業体制は昨年から来ていただいているバイト君A、今年から来ていただいたバイト君Bと自分の3人体制です。この体制で日量 200kgの出荷を目標にしていますが、今日は楽に目標達成できましたね。

自分は小さな圃場が散らばっているんですが、小田道A(3a)と家の脇圃場(6a)が収穫終了し、今は小田道Bに取り掛かっています。
例の実験圃場で「関羽一本太」なんですが、見た目はすこぶる良いのですが、白根の長さが今一で夏ネギの規格はクリアできているんですが、先般まで「ホワイトスター」を収穫していて白根が棒ネギになる位で50Cm前後あったんでそれから比べると超短くて一寸、心配しましたが皮をむいてみたら意外と良くて90%以上Lサイズで結果オーライでした。



葱はバイト君達が中心に掘り起こして、自分は軽トラで作業場まで運ぶという役割分担です。1畝15mから20mなんで1日分3本掘ります。ここは草もほとんど無く、土がサラサラしていて、更に病気も虫の食害も無いのでバイト君達は掘りやすいと言ってましたね。



バイト君達は

バイト君A 自分で野菜農家をやりたいので勉強したいということで昨年から来ていただいている人で32歳です。今は葱の作業は全て出来るので安心して任せておけます。

バイト君B 今週から来た人で34歳です。妻子がいます。飲食業に勤めていたらしく朝の9時から夜中の零時半頃まで働かされて残業代もで無くて月の休みが4日という典型的なブラック企業で子供との時間も取れないため先月、退職したらしい。
食に関係する職業に付きたいので農業を経験するために自分とこを選んだらしい。通年で雇用してほしいと言ってきたんですが、今の自分の経営規模では通年は無理なので、短期でも良ければ来なさいと言ったら、一晩考えてから連絡すると言っていたので来ないなと思っていたら働きたいということになって今週から来ましたね。
力仕事はしたことが無いらしく、体も細いんですが、仕事を教えると直ぐ覚えるし、仕事に真剣に取り組むし、のんびりやりなさいと言ってもバリバリやってしまうんで長続きするか一寸心配ですが、真面目に働くんで、今年も良い人材が集まったなと思っています。

何がよいかと言えば、昨日みたいに自分が留守してもA君が主導で二人で役割を決めて作業をしてくれるんで任せておけるのが良いです。
自分は、これから稲刈り作業があるんでその間、二人に任せておけるんで凄く助かりますね。

自分ちは給料は高くないし、個人経営の農家によく来てくれたなと感謝しています。

明日も3人で楽しく作業しましょうかね。

ちなみに東京マラソンエントリーは落選しました。残念!また来年挑戦です。


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水稲損害評価講習会に参加してきました

2015年09月15日 | 百姓
平成27年9月15日(晴れ)
今日は久々の晴れで風は涼しいんですが、直射が暑い。

そこで今年何故か水稲評価員になってしまい、今日は葱の出荷調整をバイト君たちにお願いして掲題の農業共済組合主催の水稲損害講習会に行ってきました。
評価員なんて初めてなので何するか良く解らず行ってきました。

先ずはモデル圃場で10アール当たり反収がどの位有るか評価する実践です。

第一圃場 品種「めんこいな」

色はまだ緑が多いですが、傍から見ると結構、良く実っているように見えます。でも肥培管理は今一かな。雑草が若干見えるし、穂に斑があ場所もありましたし、この時期排水もしていないし、中干ししていないという噂が!




畦際は結構、良いので11俵(660kg)は固いかなと思っちゃたね。自分の判断は[670kg」で検見しました。



第二圃場「あきたこまち」

稲の色は良いですね。倒伏傾向も無し、病気も無しでこちらは良い肥培管理かなと思いました。




ただ、株が細いし、穂も自分のより若干短いので自分の検見では9.3表(560kg)位が妥当と判断しました。



それから地区の公民館に移って講習会を受けてきました。県の普及員が「本年産水稲の生育概況について」の説明があり、当地区での稲刈りはもう一寸、先だそうです。自分は今月末頃から稲刈りを始めようかなと思っています。ちなみに普及員さんは女性です。



次に農業共済組合の職員から適正な検見のために検見の要領や注意事項の説明がありました。

その後、検見の評価と表彰がありました。

自分の地区は右端が農業共済組合が出した評価です。滅茶苦茶低いです。自分の検見は一寸自信があったんですが回答と150kgも違ってしまいました。回りの人たちから聴いたら軒並み100kgの差(評価員は皆さん、皆多く見積もってました)があり農業共済組合の評価は低すぎるんじゃないかとの意見もありました。




自分的には一寸、自信無くなっちゃったね。

最後に成績優秀者を表彰して終わりですが、記念品はカタログギフトと言うことで貰いたかったな。




それにしても「水稲損害評価」は難しいですね。でも、今回は評価の手法も判ったし、農業共済組合は日頃こんなことをやってるんだととても良い勉強になりました。
来年は目利きを良くしてカタログギフトをゲットしようかな。

それにしても、役員やら委員の役が良く回ってくるね。専業農家だからかな?

さて、明日は葱の出荷調整に戻って頑張るか!


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ねぎ出荷の新体制

2015年09月12日 | 百姓
平成27年9月12日(曇り時々霧雨)
ここのところお天気は良くありません。残暑も無く涼しいし、完全に秋になってしまいましたね。
水稲は豊作模様だし、米価も昨年より60Kg当たり1000円程度上がるという噂だし良い兆候ですね。畦の草刈りも100m2本残すのみなので次のねぎ出荷のお休みに終れます。

葱の出荷も日によっては出荷量にバラツキがありますが、日量 130Kg平均出荷していますので順調です。
本日から全農との契約によりコンテナ出荷(10kg/ケース)を日量 10ケースの出荷が始まりました。天候不順でも毎日10ケース出荷する契約なので雨の日にも畑に入って葱を掘りださなければならないのが難点ですが、価格が一定なのと箱詰め作業が楽なので契約しました。

ということで、さらにネギの出荷量を増やすためにハローワークでバイトを募集したところ、応募が有って1名採用しました。34歳で今年も若い人が来てくれましたが、妻帯者で子供も居るということなんで自分ところの給料で大丈夫なのかこちらの方が心配してしまうね。

葱の出荷もバイト君A、バイト君Bと自分の3名体制で日量250kg目標なんですが、ま、その前後で有れば良しですけどね。雪降るまでか、畑の葱が無くなるまで頑張りましょう。

ここのところ、朝5時から作業開始して夕方バイト君が帰ってから一人で葱の皮むきねどの作業を19時までして、晩酌してから20時30分頃から10時半頃まで葱の箱詰め作業しているんで一寸、オーバーワークぎみですね。
心臓の調子も今一で一寸、休ませてあげたいけど、バイト君たちの給料を払うためにも頑張るよ。

明日も頑張る事にしてもう寝よう。


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