岳と百姓と

余生で農業しながら山に登り、全国を旅行して人生を謳歌している爺の趣味三昧のブログ

泥沼のプロには敵わない

2021年05月30日 | 百姓

令和3年5月30日(一日中 にわか雨)

今日は屋根に当たる雨音が心地よいし、大部疲れていたみたいで朝、6時に起きてしまいました。久しぶりに8時間睡眠をとりました。毎日、雨で田んぼの水がたっぷりで嬉しいのですが、毎日、雨ばかりなんで畑に入れないのは辛いです。ただ、田植えが終わったのでストレスが無くなって気分は良いですね。

今日はダシ洗いにするか、草刈りをするか、迷いましたがカッパ着てのダシ洗いは嫌なので草刈りをすることにしました。田んぼに行くと親戚が田植えをしていまして、田植え機の故障が治ってきたんだなと思いましたけど、田んぼにトラクターが入っています。田植機が抜かったんだなと思いましたね。後で聞いた話ですが、田植え機が嵌ったのは数えきれないほどだったと運転手が言ってました。深い田んぼは辛いね!

70町歩グループが新たに入植する田んぼいです。此れを耕起して代掻きするんですから凄いです。こんな田んぼなんですよ。タップリ水がついています。もう耕起のレベルでは無いですよね。一気に代掻きでしょう!

田圃に深みが有るので既にユンボかな?トラクターが嵌ったときのために引き上げ用のユンボを配置してあります。当地の田んぼって恐ろしい所でしょ!農機が嵌ることを前提にユンボやトラクターを待機して作業しなければならない圃場が多いのです。全国の皆さん、こういう農業って見たことありますか?

田んぼに出入りする入り口にコンクリートのプレートが設置されていますが、70町歩グループの親父が土地改良区の費用で設置したと言ってましたが、今日の寄合で聞いたところによると、当村の農地・水の予算で提供したらしい。役員には知らされていなかったですね。

自分は今日は田んぼの草刈り三昧で随分、刈りましたよ。一番ペはあと1時間くらいで終了出来たんですが、夜に寄合が有ったため、最後までは出来なかったのは残念です。キリをつけたかったですね。でも明日は1時間で終了するんで已む無しですね。

さて、本題に入りますか。今日もこの雨でも田んぼの耕起をしている人がいます。もちろん、T君です。トラクターの上から肥料袋を抱えて手散布ですし、ヌカルム田んぼも何のその!優雅に耕起です。えっ?耕起?代掻き??さて、この画像見てどちらか判りますか?

正解は耕起なんですよ。このような水がたっぷりな田んぼでも雨が降っていても耕起は耕起なんです。自分だったら、この時点でストレスで発狂していますね!T君、流石、泥濘のプロ、トラクターが嵌っても這い上がるテクニックとメンタルが強すぎます。

 

当地では田植えが残っているのは70町歩グループが追加で入植する分(2.5ha)と、T君のみになりました。此れがまかり通る農業って有りなんですね?農業って奥が深いな?

古希になっても日々、勉強で農業を10年ほどやってるけど、毎年、1年生かな?

明日はダシ洗いをする予定です。

ボタンをクリックしてしていただけると凄く励みになります。 

↓↓百姓の場合はこちら

登山の場合はこちらをお願いします。

人気ブログランキングへ 


ある大型農家の経営方針

2021年05月29日 | 百姓

令和3年5月29日(一日中、にわか雨)

今日は夜半は豪雨で朝から一日中、にわか雨でした。

今日は朝から代掻きのハーローと畔塗り機の清掃をして、格納しました。田植機は清掃は終わっているんですが、セルモーターが回らず不具合が発症中です。昨日までは回っていたんですが、今日は全く、うんともすんとも言いません。バッテリーを外して来て充電したんだけど、古いチャージャーなので充電完了でも本当なのか疑心暗鬼です。実際、田植え機に取り付けてもセルモーターはピクリともしません。なのでオートバックスに行って新しいチャージャー(9000円)を購入してきてバッテリーの充電をしてみたら、新しいチャージャーもfull表示でバッテリーの充電は完了していました。其れを装着してもセルモーターが回らないのでお手上げです。農機屋に電話して月曜日に引き取っていただくことにしました。

その後は、水稲の苗ダシ(トレイ)を本田の用水路で洗浄してから返却するので各圃場から回収してきて用水路に集結させました。洗浄は明日あたりからやり始めますが700枚超あるので1日作業になります。多分飽きてくると思うので半分くらい洗浄して返却したら、気分転換に草刈でもしたいと思います。

巷では田植えが90%以上終了していますが、今日は自分の親戚の田植えです。壊れた田植え機が応急処置で帰って来たようです。メンバーが6人体制で凄く順調のようです。深みが沢山あるのでトラクター待機の田植えで何回かトラクターで引きあげたと言ってました。それから、自分の田植え機から抜いた側条肥料を自分はもう使わないのでタップリと揚げてきました。本家のあん様、来年はディーゼルの田植え機を買うと言ってましたね。頑張ってください。

その後は、本田の畔の草刈りをしましたが、畑作業に移行するために徐々にペースを上げていきます。

話題は大きく変わりますが、キャタピラーオジサンの田んぼに入植した親父(実際は息子中心の経営)たちが朝飯前にドローンで除草剤散布に来ていたので親父と一寸、立ち話をしました。

彼らの経営規模は今は水稲65ヘクタールだそうで、今回の圃場追加で60町歩オジサンが撤退した圃場も急遽栽培することにしたという事で70ヘクタールになるそうです。なので、このグループは70町歩グループと呼びましょう。新しいブログメンバーが増えましたね。

親父が色々と話してくれたんですが、肥料、農薬は全て「コメリ」から購入しているという事でした。実際、メーカーが不明なものが多いのですが、安いですからね。60町歩オジサンも「コメリ」を採用していました。特別にJAでなければならないものだけJAから購入するそうです。

出荷は主食米はコメリに販売して、加工米等はJAとのことです。コメリの買取はJAより1000円(60kg?)高いのでメリット感はあるという事でした。ちなみに作物は水稲1本で枝豆や大豆などにには手を出さないという事でした。自分もそれが良いと思います。作物を増やすと農機具の種類や数も増やさなくてはならないし、雇用が居ないので無理だと言ってました。敢えてJAの手数料を増やすことも無いと言ってましたね。

除草剤散布は動噴を担いで畔から飛ばす方法もありますが重労働で大変なので、ドローンを昨年購入したという事でした。バッテリー切れのトラブルは今のところないそうです。また、昨日、隣村の人が無人ヘリで除草剤を散布していましたが、自分が見ているとM君の田んぼにも除草剤を散布していました。何処で折り返すか目測なのでミスも起きるようですね。ドローンでの農薬散布は最低でも3名体制で運用しないと、他所の田んぼにまで農薬を散布してしまうらしい。便利な機器でもあるけど、課題もあるんですね?

土地改良区に届けてやってるかと聞いたら、届けているそうです。実際は息子たちがしっかりしているんですね。親父は一度、自己破産していると噂で聞いていますけど、今は息子たち中心の経営なので親父は裏方に回ったみたいですね。此れから70町歩グループの大型農家のやり方を勉強させて頂きます。ちなみに70町歩グループの拠点は山間部で当地は開けていて山が遠いので日照がたっぷりで凄く良い環境だと言ってました。ちなみに平均気温で3度は違うそうです。拠点は知っていますけど、結構、日照が足りないので青田刈りしているのを見ていましたけど、当地ではどういう栽培になるのかな?いずれ、農機は半端ない大型と新型と複数台を駆使して遣ってますので機動力は凄いです。

地主とも話したけど、何処までやってくれるか判らないけど、60町歩オジサンよりは良いだろうと思うし、赤字(不耕作でも土地改良区費を支払わなければならない)が無くなるのが嬉しいと言ってました。畔の草刈りをやってくれるんだろうか?と言ったら、この経営規模の畔って半端なく多いので期待しないほうが良いと土地改良区の職員に言われたって言ってました。

此の地主の形態は、自分の将来的な姿かもしれない。子供たちにどうやったら負担を掛けないで済むか、常日頃考えてしまう。

此のところ梅雨空のような毎日雨で畑に入れません。定植待ちの野菜が沢山あるので晴れたら一気に定植です。

明日はダシ(トレイ)の洗浄と草刈り作業ですかね?

ボタンをクリックしてしていただけると凄く励みになります。 

↓↓百姓の場合はこちら

登山の場合はこちらをお願いします。

人気ブログランキングへ 


今年の田植え終了でストレス開放

2021年05月28日 | 百姓

令和3年5月28日(夜半は豪雨、日中は曇り、一時にわか雨)

今日は田植えの最終日の予定です。トラブルなく終われるか心配です。残り45アール程です。若干、気分的には余裕がありますので画像はあります。

奥地圃場から始めました。頗る順調でサクサク進みます。午前中には奥地圃場の田植えは終了しました。昨年、コンバインが嵌ったところも田植え機のパワーで何とかクリアできましたんでgoodjob!です。

奥地上圃場です。お天気も良くなって、田植えも良い感じに仕上がりました。ここは水口だけ深いんですが、毎年、そこは1坪ほどの場所ですが、今年は田植え機が走れましたんで苗を植えました。

奥地下圃場です。昨秋、コンバインが嵌ったところも田植機ならではなんだけど走れました。ここも水口が深いんでそこは植えませんが秋には砕石で対処する予定です。

田植え作業が終わったので早速、川の橋の上で田植え機を洗いました。水はたっぷりだし、ポンプで泥は流せるんで良い感じです。田植機も新品のように綺麗になりました。そこに農機屋が来てセルモーターとエンジンのコイルが来たので取り替えるかと言ってきた。先日、問題なく稼働しているので断ったんだけど、農機屋さんも部品は取り寄せたけど返品では示しがつかないのかしつこく交換を迫るので、自分的にも今一、田植え機のエンジン始動に安定感が無いので交換することにしました。今は農機屋さんも忙しいだろうという事で、自分は田植えは終わったので農機屋が都合の良い時に引き取って行って作業をするという事でした。という事で、確定申告時の修繕費の項目が高くなりますね。

奥地圃場に行くときにT君の田んぼにトラクターが居ます。昨日、作業途中で帰って行ったんでどうしたのかなと思ったらトラクターが嵌っています。昨日は夕方で雨が降っていたので引き上げを断念して帰ったようです。ものの見事に嵌っています。この作業は鉄輪を履かせていますが水はたっぷりと浮いているんですが代掻きではなくて耕起です。

この状況でトラクターは腹まで埋まっていますし、自力でどうやって脱出するんでしょうかね?しかし、脱出のプロは違います。自分は遠目で田植えをしていて脱出の瞬間は見てはいませんが、梯子1本で脱出したようです。夕方、意気揚々と帰ってきましたので、聞いてみたら3時間かかったけど自力脱出出来たと言ってました。流石、脱出のプロです。脱出のテクニックを教わりたいくらいです。

ただ、自分で言えることは自分はトラクターが嵌るほど田んぼの状況を悪くしないという事です。当地はこのような農機が嵌る圃場が多々あって皆さんは農機を嵌らせないように田んぼの排水をしたり、乾かしたりして作業困難にならないように努力しているんですが、T君どこ吹く風ですね。これ以上に水がたっぷりの耕起待ちの田んぼが1.2haあるんですが、平気なようです。自分だったら胃に穴が開いていますね。ところでT君、何時田植えをするんでしょうかね?

今年はスッタモンダした田植えでしたが、よくよく考えてみたら、自分の田植えの終了予定より3日しか遅れていませんでした。そんなに騒ぐほどでもなかったですね。結果オーライです。直ぐ、明日から畑に取り掛かれるかと言うとそうでもなくて、田植えの後処理なんかが有って、畑は6月1日頃からですかね。農機の洗浄と格納、補植は基本しませんが、若干、目立つところの修正などして、除草剤は田植えと同時に散布していますが、余った除草剤などをヒエが目立つところに散布したりと畔の草刈りと結構、細々な作業があるんで早く畑に入りたくてウズウズしていますが、そこはじっくり、焦らず作業を熟していきます。

と言いつつも、明日は農機の洗浄と格納、定植待ちのねぎ苗が有るので小田道Dの畑と家の脇圃場の再耕起をして野菜の定植をする準備をします。畑は隣村に借りている畑(45アール)と自分の畑(11アール)が有ってそちらを使えるのですが、日々収穫する野菜は自宅そばに定植したいんで畑を整備します。自宅前の不耕作の畑の管理を委託されたんで耕起していますが、今年の物にはなりませんね。サシドリとススキが入っていてもう2回も耕起しているんだけど、芽が出てくる。夏まで何回か耕起したら畑らしくなるかな?本来なら除草剤を散布したいところだけど、野菜を植えたいのでそこはぐっとこらえています。

明日も頑張るぞ!

ボタンをクリックしてしていただけると凄く励みになります。 

↓↓百姓の場合はこちら

登山の場合はこちらをお願いします。

人気ブログランキングへ 


君子危うきに近寄らず

2021年05月26日 | 百姓

令和3年5月26日(晴れ)

今日は夜半に凄い雨が降って、朝からはお天気は晴れで風も強かったですね。

今回も画像はありませんが、それなりの作業はしていました。

田植機が修理できるのは28日(金)なので、自分の作業としては、田植えは出来ないので、今日は午前中は事務処理や各種届出、支払いなどの対応をしていました。コロナの予防接種の予約もしました。電話受付が出来なくてネットで予約したらすぐに終わりましたね。という事で接種は6月26日になりました。

ただ、自分としては田植え機のエンジンが掛からないのが納得いかなくて、プロのエンジニアが2人がかりで対処しても動かなかったのですが、どうも納得が行かなくて、事務処理の作業が終わってから、スパークプラグを新たに2個購入してきました。自分の考えている方法(チョークを余り引かない)で対応したら、エンジンが1発でかかりました。え!どういう事?農機のエンジニアリングに電話したら、自分たちが2人掛でエンジンが掛からなくて納得が行かないと言ってました。でも現実的にエンジンは始動するし、前よりスムーズにエンジンが掛かる。ハード的故障は対応済みなんで、午後から田植の再開です。

本田は深みの有る田んぼなんで田植え機が嵌ったらいやなので、深い箇所にマーカーを立てて危うい所には近づきません。画像はありませんが此れが功を奏しました。今回、田植えをしなく回避した面積は6畳ほどが1か所、20畳ほどの箇所が1か所です。其の面積でどれだけのお米が採れるのか?田植え機を嵌らして引き上げる稼働とリスクを考えると「君子、危うきに近寄らず」です。作業も早く終わりました。そこの不耕作の場所には秋に砕石を入れて対処するんで目印にもなります。ただ、若干の土捲りもあってそこは後程、対処したいと思います。半日程度の作業ですね。

という事で、今日の午後には60アール程の田植えが出きました。田植の残りが125アールなので1日半程で終了になります。先が見えてるのって凄く嬉しい。早く畑に入りたい。

直売所も早く建てたいし、キャベツが結球をしていて、ブロッコリーも花蕾が付いてきました。其のうちにスナップエンドウが実を付けますし、ズッキーニが実を付けていますので1週間もすると出荷できるかもしれませんので忙しくなりますね。

野菜苗がトマトが100株程が残っていますが、形状が悪いので出荷していないのですが、それ以外はほぼ完売状況な状況で今月末には出荷終了です。今年は野菜苗が良く売れましたね。

以上、もろもろありますが、最難関の本田の田植えが終わったんで気持ちもゆったりして、晩酌を1杯、余計にしました。

明日は1haの田植えが出来そうですね。頑張ろう!

ボタンをクリックしてしていただけると凄く励みになります。 

↓↓百姓の場合はこちら

登山の場合はこちらをお願いします。

人気ブログランキングへ 


今日も田植え機が治らず(画像はありません)

2021年05月25日 | 百姓

令和3年5月25日(晴れ)

今日は夜半は豪雨で雨音も凄かったですので田んぼや畑にタップリ水分を置いていきました。なので畑には入れいるません。

今日は10時頃に農機屋が来て田んぼの中で田植え機を丸裸にして破断したパーツを交換し、ベルト関係もまだ使えますけど、交換しました。作業的には概、3時間弱かかりましたが、見た目、これで大丈夫だと思っていました。そこで試運転という事でエンジン始動!!! ウン?エンジンが始動しません。全く、動きません。そこでエンジニアがエアフィルターを解体し、キャブも解体して清掃して、更に、スパークプラグも交換してセルモーターを回してもエンジンがピクリともしません。セルモーターを回しすぎてバッテリーの容量が無くなってきて,the end!ただ、それぞれのエンジニアが次の予約が入っていて帰ってしまいまして、その後、地元のエンジニアが予備のバッテリーとブースターケーブルを持ってきて、エンジン始動の再トライしてもうんともすんともいいません。結局、スパークプラグに電気を供給するエンジンに付属するコイル(?)が不良という事で?)が不良という事で、注文になりました。併せて、セルモーターが動きが良くないのでセルモーターも交換することにして本日はお開きになりました。

という事で田植え機は今日の物にはなりませんでした。2日前まで動いていたのに、今日はどうしたもんかな?明らかに電気系統のトラブルとおもっていますがプロがやってもエンジン始動になりません。仕方なく、其のコイルという物と、セルモーターを交換することで部品発注しました。部品が到着するのは27日で部品交換修理が28日という事なので田植えはしばらくお休みです。ずーーとお休み続きですね。

明日は、田んぼはお休みなんで畑に入りたいんだけど、軽トラに水稲苗がたっぷり積んであって軽トラが使えないので何もできない。ねぎの定植も出来ません。

ただ、田植え機のバッテリーを充電しているので、素人の考えで明日は自分の考えで田植え機の始動にチャレンジしてみます。プロがやって駄目なので素人では無理なことは分かっているけど、何もしないよりはましなのでチャレンジは良いでしょう。それでも駄目なら素直に部品が来るのを待ちたいと思います。

以上の場合で、時間が有ったらジャガイモの定植が一部未だなので、FIT君で畑に向かい定植でもしますかね?ただ、FIT君には肥料とかは乗せたく無いんですよね。

直売所の設置もありますけど、作業は沢山あるけど、何から手を付けたら良いのかな?近場の草刈でもしますか?

ボタンをクリックしてしていただけると凄く励みになります。 

↓↓百姓の場合はこちら

登山の場合はこちらをお願いします。

人気ブログランキングへ