稲刈りが始まりました!といっても10月3日の話!(晴れ)
忙しくてブログアップが遅れてしまったが。。。。。
今年は夏の天候が不順だったので、成熟が遅い!
さて、マイコンバインの出番です。
トラクタも準備万端に控えています。
農業機械は9月中にすべて点検整備していていつでも出動ok!
山ばっかり行っているようで実はやることはしっかりやっています。
ご近所さん・・・・天気の良いうちに稲刈りをやって、この並び、自分家のみ、残っている!
いつもはあせって回りにあわせて稲刈りを始めていたが、少々、稲を読めるようになったので・・・・
9月中は自分家の稲はまだ早い!あせらないあせらない!
今年の天候不順は10月に入っても変わらず雨の日が日替わりメニュー!
稲も見た目は良いけどね!
たんぼにトラクター、コンバイン集合!
自分一人なのでいちいち持っていかないといけない!
なんでも一人・・・・・・
籾運搬機を搭載したトラクター君
優秀なんですよ!農機具で一番稼働率がいい!
コンバイン君 秋4日間頑張ります!
それ以外、1年間、寝てますけど!
今年、籾排出の動力部分が壊れたけど頑張っています!
コンバインが回転するために田んぼの隅を手で刈ります。
ここを間単にコンバインで刈る人もいますが、自分は上手くないので手で刈ります。
稲刈りしながら撮っています。
こんな馬鹿なことをしながら稲刈りしているのは自分くらいでしょ!
コンバインの胴に籾を蓄えながら刈って、溜まったらトラクターに排出します。
籾運搬機は10a分入れられます。
機械は勝手に仕事しますので自分は周りで写真も取れるんです!
日本の農業機械は超優秀!
籾運搬機が満杯になったら、自宅に持ち帰って乾燥機に入れます。
乾燥機に移すのも機械ですので手間は要りません!
4年前までは刈り取った籾は袋詰めし、その袋をトラクターに積んで乾燥機に入れるのも
手作業で肉体労働!
普段、サラリーマンの自分は筋肉痛で超辛い労働でしたが、今は鼻歌交じり!
籾運搬機から乾燥機に籾を入れているところです。
今日は天気もよく、刈り取りが順調!
いつもは乾燥機の容量で1日30aにしているのだけれど、明日の天気が悪そうなので40a刈ることに!
月が出てきました。
そういえば、今日は中秋の名月 十五夜でした!
今日は暗くなるまで頑張って40aを刈り取りました。ヨー頑張った!
自分は農業の中で稲刈りが一番楽しい!
一生懸命、頑張って育ててきたので成果があることが素晴らしくうれしい!
周りの人たちが農業は辛いだろうと言いますが、若いときは黙々とやる仕事は辛かったけど
自分は結構楽しんでやっているので最近は辛いと思ったことはないですね。
できれば小規模農家ながら農機具がすべて揃っているので作付けの規模をもう少し拡大したいなと思う。
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ここから若干、酔っ払ったので酔っ払いの戯言!
自分の減反率 43% 田んぼの約半分は何も植えていません。
国の政策で植えられないんです。
いつも思うんですが、国の農業政策は誤っていたと思います。
戦後、食料を増やせという号令の元に畑も、林も開拓して田んぼにしました。
田んぼの中で地目が畑、林になっているのが多々あります。
田んぼを増やした結果、今になって人口減少、食生活の多様化により、米の需要は減り、
生産者米価は1/3になり、米余りで減反!
国(自民党)の政策についていった農民は時代とともに翻弄されてきました。
今、新たに民主党が農業政策を見直そうとしていますが、農業経験がない議員さんたち、
官僚の人たちが考える所得保障なんてのはまったく無策に等しく、農業を再生する
政策ではありません。
自分は専業ではなく、サラリーマンしながら農業をやっているので農業は生活の糧ではないので
客観的に見ていますが、いかに農業がビジネスとして成り立たないか肌に感じています。
農家は生産して収入を得ることが基本ですが、生産を調整されると頑張れなくなるのです。
つまり農地の稼働率を上げることが農家を救うことになるんですが、農家に生産しなくて
所得を保証する(現金を与える)政策は無策で馬鹿です。
農地はすべて使い、米が余っているなら野菜、穀物を植えさせ国内で受給させ、さらにあまったら
海外に輸出する政策を取れば農業は再生しますし、国土も蘇ります。
農家には現金を与えるのではなく、農機具を与えて無耕作の土地を生き返らせるのです。
高齢者は体力がないので農業を続けられないですが、農業機械は操作が簡単なので80歳まで運転できます。
ちなみに師匠は80歳で農業機械を自由に操り現役です。息子は55歳ですが、いまだに
田植え機、コンバインの運転はさせてもらえません。
高齢化で農業を続けられなければ、若い人たちに大型機械を与えて、彼らに高齢者の土地を運用させるんです。
農業をやるには規制が多すぎますし、自由度が少ない!
また、50年前に小さな田んぼを区画整理して大きな田んぼにしたのですが
そのときに国に借金して事業を行った事の費用を50年経った今でも土地改良区費として
払っている。
自分が父親から田んぼを引き継いだとき、毎年、かなりの高額を返済として支払っていて、
これはいまだに土地改良区の組織維持費、職員の給料を出していると思っている。
自分は専業の人たちよりも効率的に農業をやっていると思うが、確定申告でコスト計算すると
明らかに変な支出が多いことがわかった。無用と思われるコストがあるということ!
まあ、農業で食っていくには農地は120%稼動させ、変なコストを排除しなければビジネスとして成り立たない。
農家経営にはまだまだ意見もあるし、提言もあるが酔っ払ったので寝ます。
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次回は籾摺りです。