「男の隠れ家ー陶酔庵」日記

いろいろあってまだ生きてます。世捨て人を気取りながら、その高みにはほど遠い俗世の世迷い人生、命だけが通り過ぎてゆきます。

釉薬原料(天然灰)の塩梅は?

2010年12月20日 | 釉薬


ほぼ1年ぶりに今年9月に調合したこまち糠白釉Ⅱ、先日のこれまた一年ぶりの本焼きで
数品テストをしてみました。
ブログにはこれから掲載予定ですが、少々不安定で雑味成分が混ざった感じです。

そこで段取りを振り返って、これまではミキサーで撹拌した後、
ふるいで濾していた作業を今回忘れていました。

昔の話をぶり返す事になるのですが、私はポッドミルを持たないので
ミキサーでの撹拌のみです。
しかし私が迷っているのはポッドミルにかければ済む問題ではなくて
ポッドミルにかける前の問題なんじゃないかと・・・・

もちろん水簸作業を終えて、雑味成分とやらをどの位取り除くのがいいのか??

合成灰ではなく、わざわざきつい思いをして作った天然灰を使う以上は
その不確実要素も大切な要素のはずです。

だから精製作業の段階でも、釉薬調合の段階でも、原料(天然灰)を
どこまで精製すればよいのか?今更ながら初めて釉薬を調合した時のような
疑問にぶち当たりました。

そして、原料を乳鉢で擦ったりとかいろんなご教示を頂いたことを思い出し、
結局、自分の体力でそこまでやれないと割り切った事も思い出しました。

堂々巡りの疑問と諦めの繰り返しに少々空しくなりながらも、
新しい釉薬を試す時の何とも言えないワクワク感に浸りながら
ただ黙々ととりあえずふるいを濾すのでありました。



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コメント (6)
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