「男の隠れ家ー陶酔庵」日記

いろいろあってまだ生きてます。世捨て人を気取りながら、その高みにはほど遠い俗世の世迷い人生、命だけが通り過ぎてゆきます。

段取り

2010年12月02日 | 作陶工程


最近、一年ぶりに2回ロクロを挽いた。
せいぜい30分も挽けばバテるので、多くても6品ほどが精一杯。
夕方まで置いて、発砲スチロールの箱に直す。

普通の人なら、そのまま棚板にのせておけば翌日には削りができる。
しかしロクロを挽いた翌日は寝込む。
何日後に削れるかワカラナイ!

だからとりあえずスチロールの箱に直し、体調的に削れると思ったら、
乾燥を調整するために裏に返して底を乾燥させたり・・・

それから削る。たまには取っ手付けが伴う。
正直、ロクロ挽きよりも時間がかかるし手間もかかる。
体も疲れる。また数日寝込む。

気力がムラムラと湧いてくる。
のを静かに待つ。

こういった静かで小さな充実感が生きている実感となり
いつ折れるとも知れない危うい自分を支えている。



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夕暮れ / 高田渡

コメント (4)
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