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2016京都を歩く ⑨鞍馬山縦断は仁王門→鞍馬寺→奥の院魔王殿→西門がお勧め、およそ2時間の山歩きだった 

2016年09月20日 | 旅行

2016年5月 京都を歩く ⑨奥の院魔王殿 西門 2時間 仁王門→鞍馬寺→奥の院魔王殿→西門 川床

 奥の院魔王殿の周りにある岩の説明板にはジュラ紀?と書かれていた気がするが、どの岩もごつごつとした硬そうな表面で、どれがジュラ紀?か分からなかった。ていねいに探せば、サンゴなどの化石が見つかるらしい。

 空はどんよりして、ときおりちらつくことはあったが、まだ雨にはなっていない。これから貴船まで下るので急ぐことにする。
 下りはなかなかの難所だった。道幅が狭いところあり、段差が大きいところあり、砂利が流れるところあり、窪みが滑るところあり、段や坂がきゅうなところあり、まるで登山である。
 途中ですれ違ったグループはいずれも山歩きスタイルだった。私は防水性のあるトレッキングシューズを履いてきたが、気をゆるめず、頻繁に一息入れながら下った。
 森が深く遠望はできないが、ときおり鳥のさえずりが励ましてくれる。雲の流れは速く、薄日になることもあったが、ほとんどどんよりしていて、雨を思わせる冷たい風が吹き抜けることもある。
 パンフレットには見どころは記されていない。ひたすら下る。パンフレットにはおおよその距離が書いてある。奥の院魔王殿から西門まで573mと書かれていたが、30分ほどかかった。
 ときおりパラッとくることがあったが、ついに雨になった。傘をさしながら坂道、石段を下ると、朱塗りの橋が見えた。石段は雨ですべりやすい。ゆっくりと下る。冠木門と呼ばれる簡素な門=西門をくぐり、橋を渡る。


 鞍馬側の仁王門をくぐったのが10時少し前、貴船側の西門を出たのが11時50分ごろ、途中の参拝、見学、休憩はやや急ぎ足だった、およそ2時間の行程になった。
 それぞれの名所をじっくり鑑賞し、歴史に思いを馳せ、持参の茶菓子や弁当を楽しめば、3時間ぐらいになろうか。
 曇りときどきパラッだったが、何とか雨にあわずに済んだ。宇宙に通じるエネルギーのお陰かも知れない。鞍馬口から鞍馬寺を参拝して奥の院魔王殿にいたる山道は、見どころも多いし、奥の院魔王殿~西門の山道に比べると登りやすい。
 一方の西門から奥の院魔王殿への山道は見どころはなく、登りはかなりきつそうである。仁王門→鞍馬寺→奥の院魔王殿→西門のコースがおすすめである。

 西門の先には山裾に沿って小さな川=貴船川が流れていて、川に沿った通りの向こう側に料理屋が並んでいる。
 西門あたりの川はかなり狭いが、少し先は川幅が広く、川の上には床が設けられている。いわゆる川床である。
 貴船川は、叡山電電車の貴船口駅あたりで鞍馬から流れてくる川と合流し、市原駅あたりで西に向かって賀茂川に合流、出町柳駅あたりで高野川と合流して鴨川となり京都市街を南に流れていく。
 かつて、夏の暑さをしのごうと、鴨川沿いに桟敷が設けられ、納涼床として人気を集めた。いまでも夏の風物詩として人気を集めている。
 その鴨川の上流に当たる貴船はもともと市内よりも気温が低い。しかも、貴船川では川の上に床を設けるのだから、鴨川べりの納涼床とは比べものにならないほど、涼しさは格別である。
 周りは緑にあふれ、鳥がさえずり、川のせせらぎで気持ちがいやされる。ということで、貴船の川床の人気が急上昇した。
貴船川に沿って歩くと、流れが見えないほど、川床が並んでいる(写真)。ほとんどの川床は、日除け?のすだれを天井代わりにしている。
 あいにくと雨が本降りになってきた。すだれでは雨はしのげない。川床で料理を楽しんでいた人々は川床をあきらめ、料理屋に飛び込んでいった。
 川床を体験しようと思っていたが、ますます雨足が強くなってきたので、貴船神社の参拝を先にして雨の具合をみることにした。

コメント
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