2014-0927-man1501
万葉短歌1501 ほととぎす1367
ほととぎす 鳴く峰の上の 卯の花の
憂きことあれや 君が来まさぬ 小治田広耳
1367 万葉短歌1501 ShuD546 2014-0927-man1501
□ほととぎす なくをのうへの うのはなの
うきことあれや きみがきまさぬ
○小治田広耳(をはりだの ひろみみ)=08-1476歌参照。
【編者注】題詞は「小治田朝臣(あそみ)広耳歌一首」。「夏相聞」十三首(1498~1510)の第4首。
【訓注】ほととぎす(霍公鳥)。峰(を=峰)。卯の花(うのはな=宇乃花)[宇=憂]。憂きこと(うきこと=猒事)。
【類歌】10-1988 うぐひすの通ふ垣根の卯の花の 憂きことあれや君が来まさぬ ○