2014-0905-man1479
万葉短歌1479 隠りのみ1345
隠りのみ 居ればいぶせみ 慰むと
出で立ち聞けば 来鳴くひぐらし 大伴家持
1345 万葉短歌1479 ShuD517 2014-0905-man1479
□こもりのみ をればいぶせみ なぐさむと
いでたちきけば きなくひぐらし
○大伴家持(おほともの やかもち)=03-0403歌参照。
【編者注】題詞は、「大伴家持晩蝉歌一首」。「夏雑歌」三十三首(1465~1497)の第15首。
【訓注】隠り(こもり=隠)。居ればいぶせみ(をればいぶせみ=居者欝悒)。ひぐらし(晩蝉[題詞]、日晩[短歌])[下記注]。
【編者注-ひぐらし】集中、名詞ではこの題詞1例が「晩蝉」、ほかは「日晩」。10-1479、-1964、-2157、-2231、11-2713、17-3951、18-4123。「日晩」の動詞用字は 10-1877 だけ。