登山・花日記(Ⅱ)

夫婦で始めたきままな山歩きの記録です。

絶景・谷川岳

2017年10月02日 10時07分46秒 | 谷川連峰
H29年10月1日、谷川岳を歩いてきました。

紅葉時期の谷川岳は、馬蹄形縦走いらい3年ぶり。西黒尾根、天神尾根、田尻尾根と繋ぎ楽しんできた。
天神尾根、田尻尾根は初めて歩くもので興味があった。

白毛門登山口駐車場6:15~西黒尾根登山口6:35~ラクダのコル(厳剛新道分岐)8:20~谷川岳(オキの耳)9:50~トマの耳~奥の院~10:30ノゾキ(休憩)10:40~トマの耳~オキの耳~11:30肩の小屋(昼食)12:00~(天神尾根)~天狗のトマリ場12:35~熊穴沢避難小屋12:55~(田尻尾根)~田尻尾根登山口14:05~林道~土合橋14:30~14:40白毛門登山口駐車場
約8時間半の山散歩でした。

山行記録   地域別山行記録  谷川連峰記録

概略ルート図。西黒尾根⇒谷川岳⇒ノゾキ往復⇒天神尾根⇒田尻尾根の周回


自宅発3時20分、北関東道、関越道、赤城高原SAで朝食~水上ICで下車し土合へ。6時00分着。201Km。
白毛門登山口無料駐車場。すでに満車状態で隅っこのスペースに駐車。


西黒尾根登山口。標高差約1200mの急登コース、日本三大急登の一つに数えられているとか。
ロープウェイ駅を過ぎた付近で「登山口はこちらからですか」と聞かれた。
地図も持ってない様子。危なっかしいハイカーもいるもんだ。


登山口からブナの原生林の中の単調の急坂が続く。
途中にあったベンチ木、倒木の先から新しい芽が出て上に伸びたとか 生命力って素晴らしい。


樹林帯を抜けた辺りから西黒尾根は次第に稜線が狭くなり、同時に素晴らしい展望が開けてくる。
湯檜曽川の対岸には白毛門、笠ヶ岳、朝日岳と続く峰々が聳え立っています。
更にその遠景に上州武尊山や至仏山なども見えている。


稜線が狭くなると同時に、岩場の傾斜が増し、「ラクダの背」と呼ばれる小ピークの下に三か所の鎖場がある。
難易度は高くはないが岩がツルツルして滑るため要注意。


「ラクダの背」はザックをおろして休めるほどの広さがある。トマノ耳とオキノ耳の絶景を楽しんでから出発する。


西黒尾根と東尾根との間に作られた絶壁に、東方向に刻まれたマチガ沢の絶景は、このコースの醍醐味ですね。


「ラクダの背」から少し下った所を「ガレ沢のコル」と呼び、ここで右方向に巌剛新道を分ける。


「ガレ沢のコル」から稜線を進み、少し登った所から尾根を外れごつごつした岩場に登り小休止


この辺りから望む谷川岳は見応えがあり、撮影の絶好ポイントと言える。
オキの耳から連なる東尾根のシンセン岩峰や双耳峰の谷川岳から垂直落ちる岩壁など素晴らしい景観です。


広い尾根の稜線の左側を登って行く。


ザンゲ岩下部にあるツルツルと滑る岩を慎重に登ると、山頂はあと少しです。


氷河の跡付近には氷河の浸食作用によって削られたとされる一枚岩がある。ここに来ると寝転がりたくなり。


ザンゲ岩を見下ろす。紅葉が綺麗ですね~


左の丸いピークがトマノ耳、右ピークがオキノ耳。すでに多くのハイカーがいる。


尾根の左手の天神尾根からも多くのハイカーが列をなし登っている。


草紅葉の谷川岳も良いものです。


トマノ耳付近からから望む万太郎山への稜線。稜線を辿るとオジカ沢ノ頭があり、そこから左手奥に俎嵒山稜(一般登山ルート無し)が川棚ノ頭へ向けて伸びている。主脈はオジカ沢ノ頭から後方に向かって伸びていて万太郎山~仙ノ倉山~平標山へと続いている。


トマノ耳もオキノ耳もハイカーで混雑。帰りに寄ろうとノゾキまでを往復する。


トマノ耳附近からオキノ耳、一の倉沢岳、茂倉岳


紅葉はすでに終盤、茶色がかっている。


トマノ耳から一の倉沢岳へは展望稜線。稜線西側の苗場山方面


稜線東側の巻機山方面


ノゾキ。一ノ倉沢を覗くことですね。


文字通り下をのぞいての撮影。10月だというのに雪渓がある。中央部やや左の岩は烏帽子岩、衝立岩かな。


ノゾキから見る一ノ倉沢岳の紅葉が一番綺麗だったかな~。


オキノ耳付近からから万太郎山方面の稜線。笹原のなだらかなスロープを見せる新潟県側です


奥の院付近の岩場にて。帰りに寄ろうとしたトマノ耳もオキノ耳もハイカーの列は解消されずパス


肩の小屋。上高地並みのハイカーの多さ。運よくベンチが空きここで昼食。


「これだけ多くのハイカーなのに知り合いはいないね~」と話していたら、いくべ会のメンバーとバッタリ。
この人混みの中で出会うとは奇遇です。
つなちゃんが上着のチャックを開け始めたので何をするのかと思ったら、このTシャツを見せたかったようです。


昼食後、天神尾根を降り途中の岩場から振り返り見る。
降りる人、登る人が交差し渋滞も度々。ガレ石が多く歩いにくいものだった。


この附近は紅葉が素晴らしい


田尻尾根へ入る。ここからはハイカーは激減、歩かれる人は少ない。
ロープウェイを使えば、標高1,320mの天神平駅から標高750mの土合口駅へ一気に降れるが、年金生活者にとっては辛い出費、歩いて降る。


時々、視界が開けて往路に登った西黒尾根と谷川岳が見える。


田尻尾根登山口。ここからは林道を降る。


ゴンドラを見上げながら


河原のような林道をゆるりと降り


土合橋。ロープウェイ土合口駅下の車道に出る。


紅葉を期待してものだったが、稜線ではすでにピークは過ぎてしまった。
それでも快晴のこの日、絶景が得られ良かったです。