なんとかなるもんだよZUYAさん! ( Hey, ZUYA. You Can Do It! ) 

『なんてこったいZUYAさん!!』をVersion Up.“崖っぷちブルーズマン”ZUYA(ずうや)の悲喜交々を綴る。

カナダ・アメリカの旅... その1

2011年10月26日 | Canada & The States in 2011

今回からしばらく4年振りの北米への旅日記を綴ろうと思います


さてバック・パックに愛器フェンダー・テレキャスターの入ったハードケースと言ういつもの出で立ちで成田空港に向かったのは10月10日。ギターなんぞ誰にでも借りれるだが、やはり100%のサウンドを出したいし、彼女(ギターね...)にとっての“里帰り”の意味もある。アメリカで生まれてカナダでZUYAに出逢ったからね。一度(失うのが嫌で)ストラトキャスターを持って行ったことがあったが、とてもじゃないが“使い物”にならなかった(笑)。


今回の旅はいつもと違い“人間の同伴者”がいる。そう嫁である。学生時代に留学していた経験もあるがやはりあまり英語には自信が無いようだが、まぁZUYAがいるから問題は無いのだが...

成田を飛び立ったユナイテッド機は12時間かけて定刻通りシカゴに到着。さぁZUYAの嫌いなアメリカ入国手続きである。近年“ESTA(電子渡航認証システム)”なるものが導入され、さらに10指全ての指紋と顔写真が撮られる。案の定ぼそぼそ話す担当に当たってしまい、何を言ってるかよくわからない(笑)。とりあえず通過し最初の滞在地クリーヴランドに向かうために国内線ターミナルへ


搭乗手続きを済ませ時差ぼけのためにのんびりとボーディングまでのんびり過ごすことに。アメリカ中部時間と日本との時差はマイナス14時間。つまりもう一度同じ日をやり直すわけだ

クリーヴランドに到着すると迎えに来てくれたアメリカ人のDorneと再会し、昨年の来日時に会えなかった嫁を紹介する。そしてチェックインした荷物を取りに行く。先ずは嫁のスーツケース、そしてZUYAのバックパックが流れてきて、さぁて車に向かおうとしたのだが...

『 あれ!? わたすのギターは何処? 』

荷物のコンベアも止まり、大型荷物、ベビーカー等が出てくる別の出口にも見当たらない...

『 えっ!? わたすのギターは何処なの? 何処? 』

Dorneと共にユナイテッドのカウンターに向かいバッゲージの控えを渡すも、

『 んな荷物は来ていない 』 と...


ひぇ~(ToT)


そ、そんなぁ。ちゃんとシカゴで渡したのに...。でも確かにスタッフはだらだらと適当に仕事をしている感じだったので何か嫌な予感がしてはいたのだが


Dorneは“もう届け出たんだからさっさと行くぞ~”ってな具合に駐車場に向かうがZUYAの心はここにあらず。シカゴに戻って確認したいくらいだ。文字通り後ろ髪を惹かれる思いで、彼のお勧めのランチを食べに行くことに。んなわけで到着後しばらく写真がないのです(笑)。かなり上手いサンドイッチの店で、しかもアメリカに来て最初の食事なのに頭の中は上の空...


この日は長旅の疲れもあり遠出はせず、オハイオ州に多く住むアーミッシュの村を訪れることに。アーミッシュは文明の利器に頼らない非常に厳格なキリスト教徒の一派(系列的にはZUYAのカナダの友達に多いメノナイト派と同じ)。彼らは自動車の代わりバギーと呼ばれる馬車を使い、電話やテレビ等の電気類を一切使わない(多くの宗派に分かれていて多少違う)。ZUYAは自称“宗教マニア”なので、DorneもZUYAの知識には驚いていたようだ。アーミッシュの人々は写真に撮られるのを嫌うのだが可能な範囲でZUYAも撮らせていただいた。



馬は彼らの重要な足代わりだ


アーミッシュ人々はのどかな農村地帯に住む


なぜか反強制的にハーフパンツをはかされた(笑)


夜になりDorneの家に到着。彼には昨年会ったが彼の家族に会うのは8年振りだ。みんなもの凄い成長振りに驚いた(そりゃそうだ)。夕食は近くのイタリアン・レストランで皆で済ましたのだがZUYAと嫁はその味に首をかしげた(笑)


朝起きたら一番にもう一度航空会社にギターの行方を問い合わせることにして、その日はしょぼくれたまま休むことに。



2泊したDorneの家。広大な裏庭には野鹿もやって来る。


翌朝、目が覚めてダイニング・キッチンに向かうと何とZUYAのギターケースがあるではないか!! 聞くと夜中24時近くに玄関のベルがなり奥さんが出ると航空会社が届けに来たらしい。結局シカゴに置かれたままだったとのこと。よ、良かったぁ  



これで気分は一転してすっかり素晴らしい朝になった。この日はクリーヴランドから車で4時間のドライブをしニューヨーク州バッファロー市,ナイアガラフォールズ市ヘ向かう。そう 『 ナイアガラの滝 』 だ。車で国境を越えて渡米後2日目にして早くもカナダ入国。人生2度目のオンタリオ州である。ダイナミックな滝とそのもの凄い水飛沫に大いに満足狂ったように写真を取り捲った。


いかにもと言った看板ではないか(笑)


手前がアメリカ滝、奥がカナダ滝


滝が落ちるところもずぶぬれになりながら撮った


虹もばっちり見れた


2日目の夜もなんとも妙な夕食となってしまった。ZUYAと嫁が“肉を好まない”と言った結果のようだが、やはり中部の典型的なアメリカの家庭で“肉はNO”は難しいようだ。西海岸や東海岸なら話は別だが...

3日目は夕方の飛行機の時間までクリーヴランド市一番の名所 『 ロックン・ロールの殿堂ミュージアム 』 へ。ここは数時間いたがなかなか面白かったなぁ。


中はほとんど撮影禁止。こんな所だけOKなのだ。


さて次回はウィスコンシン州マディソンへ向かうところから綴りたいと思います

えぇっと...帰国しました...

2011年10月26日 | Music & Life 

昨日シカゴ発のユナイテッド航空で帰国しました。14時間と言う長いフライト。すっかり“時差ぼけ”であります


過去何度も太平洋横断路線に乗っていますが、“路線混雑のため”と言う理由で“北極圏経由”となったのは初めてでした。シカゴを飛び立った飛行機は通常だと西海岸を目指すのですが本便は真っ直ぐ北上、カナダのサンダーベイ(Thunder bay)やチャーチル(Churchill)上空をを抜けて北極圏に到達後アンカレッジ(Anchorage)の北を通りロシア領に入りシベリア上空を通過、樺太を縦断し日本へ至ると言うコースでした

おかげで上記のように長いフライトになったが生まれて初めて北極海の氷の世界やシベリヤを肉眼で見ることが出来ました


さて約2週間に及ぶ滞在でしたがやはり堪能するには時間が少々短すぎましたが、可能な限り旧友達と会い演奏も楽しんだ。あちこちで暖かい歓迎を受けたが古巣のクラブ、Times Changeではドリンク・カバーチャージ共に“完全フリー”状態に(嫁が滞在中は嫁も)。その結果もちろん想像を超えて“体が大きくなって”帰って来ました  


滞在時期に丁度ジョニー・ウィンターとジェフ・ベックがウィニペグに来ていました(前者のみ手がほとんど届く最前列で鑑賞)


まぁ、とにかく書き出すと色々ありますのでしばらくこの話題でブログを引っ張りますね


良いねぇ雰囲気...


やはり歌わされたが大盛況...(死にたくなるよ...)


ムスタングを転がすZUYA(笑)