デンデラのハトホル神の近くに、ベス神の像がありました。
ベス神は、妊婦と新生児を悪霊から守る安産の神と言われています。
顎鬚を蓄え、舌をべろっと垂らし、中年腹・短足で、恰好良いとはとても言い難い神様です。
頬には紅が注したあるようで、お酒でもお召しなのでしょうか。
どこかの少数民族では、舌を出すのは親愛の情の表現だそうですが、ベス神の場合は?
この神様と対面しているだけで緊張が和らぎ、心が安らぎま . . . 本文を読む
ハトホル神は、雌牛の角と耳を持ち、美と愛の女神と現地人のガイドは説明していました。
帰国後インターネット調べると、死者の守護神で再生復活を司るとなっておりました。
デンデラ、アブ・シンベルなどの神殿にハトホル神の像が数多く彫られていました。
しかし、多くは人為的に、或いは風化により破壊されて、完全な素顔にはお目にかかれませんでした。
幸運にも、デンデラで整理中の埋蔵品の中に、角はありませんでしたが . . . 本文を読む