山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

第2回WS

2016-03-10 23:30:56 | ワークショップ
演劇ワークショップNo.2
唐十郎研究「特権的肉体を巡って」

明日3.11(金)19:00-22:00
亀井公民館 熊本電鉄 亀井駅裏

第2回目のWSです。
WS資料を一部公開!

唐十郎(劇作家 作家 演出家 俳優)
1940年2月11日生まれ 東京府東京市出身
演劇の新テーゼ「特権的肉体論」を提唱して1963年に劇団「シチュエーションの会」(翌年「状況劇場」に改名)を旗揚げ。
1969年1月、東京都の中止命令を無視し、新宿西口公園にゲリラ的に紅テントを建て、「腰巻お仙 振袖火事の巻」公演を決行。200名の機動隊に紅テントが包囲されながらも最後まで上演を行った。上演後、唐十郎、李礼仙らが都市公園法違反で現行犯逮捕される。
新宿西口公園事件。
この頃から、マスコミからしばしば取り上げられるようになり、天井桟敷の寺山修司、早稲田小劇場の鈴木忠志、黒テントの佐藤信と共に「アングラ四天王」と呼ばれるようになった。
1970年「少女仮面」で岸田戯曲賞受賞。
1983年「佐川君からの手紙」で芥川賞受賞。
1988年に状況劇場解散、唐組結成。
2012年5月、自宅前で転倒して頭部を強打し、外傷性脳内血腫と脳挫傷と診断される。現在、リハビリ中。祈 完全復活!
▪️
このWSの目的は役者の身体作りの〈基礎篇〉として位置付けます。
そのテキストとして唐十郎氏を選びました。
それは氏の唱えた「特権的肉体論」を点検と確認をするためでもあります。
▪️
WSプログラム
1.
準備体操(柔軟 姿勢作り 歩行 緊張と脱力)
2.
イメージトレーニング(身体で水の流れを感じる脱力と呼吸)
3.
テキスト「少女仮面 愛の幽霊」を読む。
4.
半立ち稽古
▪️
「少女仮面」
①『新劇』1969年11月号に発表された。
②初演は早稲田小劇場。状況劇場での上演は2年後の1971年。尚、1975年は人形劇団結城座が佐藤信(黒テント)演出で上演されている。
③宝塚歌劇の大スター春日野八千代を自称する女が経営する地下の喫茶店《肉体》で展開するこの劇は、俳優の肉体論、つまりは演技論の物語。
唐十郎のいう「特権的肉体論」から転落し、「自らの肉体にゆきはぐれたもの」たちの物語でもある。
この劇で登場する天粕大尉(関東大震災のドサクサでアナーキスト大杉栄を暗殺した首謀者とも言われている)と「満州」は、「少女都市」「愛の乞食」「吸血姫」へと連なる。
「少女仮面」は唐十郎の「満州もの」の系譜の出発点となった。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿