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山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

曼珠沙華 緑に囲まれ 紅の舞

2017-09-25 00:53:33 | 五七五入門 東西南骨2017
お彼岸になると墓参りをするのが風習。
彼岸花を見て拝んだ。花言葉は「悲しき思い出」。
秋です。

秋は紅い花が似合う。ギラギラ燃えるような赤ではなく「紅」。
紅をさす女性の仕草を見ると、見てはならないものを見てしまったと、子どもの頃からドキドキした。妖しさを感じていたからだろうか。
曼珠沙華は毒花とも言われますが、センチメンタルになる。

お墓に咲いた曼珠沙華…
ねぇ、死のうか。
と迫ってきた女のことを思い出す。

「愛の乞食」(唐十郎 作)に登場する曼珠沙華という少女は満州の面影が残る幽霊か。悲惨さの中に純粋さがあり、戦争の最中にも海峡を超えた愛に生きた。
アングラ劇をセンチメンタルに思えるのは悲しみと狂気が混じる美しさがあるからか。

写真はブルースシンガーの宮崎さんから頂きました。