山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

13日の金曜日【題名のない劇】

2015-02-14 02:34:24 | ワークショップ
演劇ワークショップをおこなった。3時間半で超短編の発表までおこなうことが出来た。打ち合わせは20分だったから、凄い集中力である。
メニューとしては、
①ウォーミングアップ
②歩行⇒逆歩き
③緊張と脱力の確認
④倒れるー起き上がるの繰り返し
⑤応用編としてボクシング形式による攻撃とダウン
 (注)ダウンした際に台詞を喋って起き上がる。
⑥偶然吐かれた台詞を繰り返す。
 (注)この時に男組と女組に分かれた。

脈絡のない台詞が偶発的に並ぶ。点が散らばっている。散らばった台詞を結びつける作業に入る。本来、これが難行となる。
抑圧とは身体が感じるものである。
知的な作業では追いつかなくなる。それは「ことば」によって解決しないものがあるからだ。あるとすれば「ことば」を読めば済む。ところが劇では、俳優はその向こう側を目指さなければ形にならないことがあるものだ。言わば、これが劇の特殊な力だと思うのだ。その人の個性であり、世界観が浮かび上がってくる。
身体から発せられる。
早い話、記憶や情報処理ではなくなる。ロボットやコンピューターで計算されない妄想や想像力が問われる。
だから、偶発的に並べられた台詞を結びつけると異型が浮かぶ。異型だろうか?異型とは何だろう?日常では見えないもの?劇だから、俳優の身体が気づかないと見えない。気づくと異型は異型でなくなる。
「なんちゃって!」を肯定する。ふざけているように見えても、ふざける余裕が脈絡のない台詞を結びつけてしまうから劇が成り立つ。
という訳で、ワークショップは実験であった。失敗を恐れないこと。
フェイスブックで動画を公開しました。
①https://www.facebook.com/video.php?v=721517397961873&set=vb.100003108578232&type=2&theater
【出演】夢現/肥後丸./南都美ちゃん(熊大)/和佳奈ちゃん(ルーテル学院大)
②https://www.facebook.com/video.php?v=721516124628667&set=vb.100003108578232&type=2&theater
【出演】海幸大介/太郎ピーチマンション/かくさん(仮面工房)/ムラノ君(崇城大)/はる君(崇城大)

サキとヒゴちゃんからチョコの大判振る舞いがあった。
そうか、(土)はバレンタインだったのか。この甘さは義理ではなく、義務チョコの味だった。
私は(月)の大腸検査に向けて肛門の中に意識が迷い込んでいる。単なる炎症か。大きなポリープがあるやなしや。癌細胞があるのか。
いずれにしても、内視鏡を尻の穴にぶち込まれる恐怖か快感に溺れている日々を過ごしているのです。