そうすけ漫録

そうすけの一日の型録です。

愚兄弟

2005年11月05日 | 日記
快晴。気分が良かったから愚兄であるそうすけは愚弟であるみのすけに電話をした。十数回呼ぶが出ない。やっぱり、みのすけは愚弟である。留守番電話にしておいて欲しい。

歩道を歩いていると後方からベルをかき鳴らす自転車が来る。しばらく歩いてもベルが鳴り止まない。(なんだ、この人は)振り向いて顔を見る。60代のおじさんであった。そうすけは怒りを喚起しながら道をベルおじさんに譲った。

そうすけは歩きながら考えた。
なぜベルおじさんに怒りを感じたのだろうか?
結果は道を譲ったのだから、振り向かずに自然に体を端に寄せれば怒ることはなかっただろう。
体が疲れていて動くことが辛かった。それをベルに(指図されたと思い込み)気分がこわれた。

ベルおじさんはそうすけが疲れていることを知らない。ベルおじさんがわるいのではなくい。ベルの音で喚起する感情がそうすけ自身嫌いなのである。
もしも、みのすけが電話に出て用件を伝えられたら、ベルおじさんに素直に道を譲ったかもしれない。これは運(命)である。出会いである。

人生はこれだからおもしろい。

感情は移ろい易く複雑のようにみえる。しかしそうすけが自分自身に第三の眼を向けるとき大海の底に眠る本来のそうすけの姿が海面に現れてくるのだ。

お楽しはこれからだ。本来のそうすけを抱きしめてあげましょう。
そして第三の眼がいつでも見開いていると信じよう。

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