松原泰道師曰く
主人公と呼ぶ自分Aと「はい」と答える自分B、
「目をさませ・だまされるな」と注意する自分Aとそれに答える自分B――。
人はだれでも対話するA・Bの二人の自分を持っているのです。
人間とは要するにAとBとの同行二人で歩み続ける旅人です。
Aは、常識的に自分といっているこの自分(エゴ)で、
Bは、エゴの中に埋もれていて、人を人であらしめるもう一人のの自分(セルフ)、ここでいう主人公です。
A・Bの二人の対話が多いほど、その人の心は豊かになります。
主人公は自分を自分であらしめる根源的なこころ(いのち)ですから、
「佛心・本来の面目」とも呼びます。
渡會正純先生曰く
その主人公に呼びかけてください。(中略)
この主人公は純粋な本来のあなたですから、
あなたが世間を気にしていろいろと無理をしたり、妄想で曇った心や騙されそうになっていることなど一目瞭然でお見通しです。
だから二人で話し合ってください。これからは相談しながら二人一緒に歩む。
励み励まされ、警告し案じて歩むのです。二人で生きてこそ心豊かです。
なんと呼びかければよいだろうか?
「主人公さん」 「そうすけB」
「ご先祖様」 「お天とうさん」
呼びかけるとき、答えは出ているのです。
「諾諾」 「はい、はい」
「肯定、肯定、絶対に肯定」