goo blog サービス終了のお知らせ 

老人のパソコン日記

高齢者のパソコンの楽しみ方について、日々の記録を書いてみます。

きしべの路 (2)

2009-02-04 | 雑記
「きしべの路」の第二日目は、前日終りにした「次大夫掘公園」に近い「喜多見大橋」から出発しました。ここに来るには、成城学園前駅から二子玉川行きのバスに乗り「農協前」で下車します。


地図の上には、この「喜多見大橋」のところに「地域風景資産」のマークが付いています。説明文として「喜多見大橋から見た野川上流の眺め」と書いてあります。野川の中では、眺めの良い場所なのかもしれません。遠くに白鷺が二羽遊んでいる姿が見えました。

コースは此処から野川に沿って、川の流れの方向に進みます。途中に時々標識があるので、迷うことはありません。やがて、最初の目的となる「永安寺」に到達します。ここの本尊は千手観音で、本堂に納められているそうですが、拝見はできません。境内には樹齢数百年といわれる大銀杏があります。

永安寺から同じ道を少し先に進むと、左奥に林があり、細い道を入って大蔵氷川神社があります。ここに祀られているご神体は、高さ八十センチ程の木彫り立像で、束帯姿のものだそうです。広い境内には、いろいろの松や樫が聳え立っています。

神社を後に、東に向かって歩くと、やがて千川に架かった「水神橋」を渡ります。この橋はちょっとシャレた橋で、世田谷百景にも指定されています。ここから暫くは「丸子川親水公園」という整備された細い川に沿って歩きます。道標に「こさぎ」の写真があり、たしかに身近に、この鳥が見られます。やがて左に岡本公園が続くのですが、ここは後回しにして先に進みます。

岡本民家園入り口の脇の道が「岡本八幡神社」の参道です。ここを進むと急勾配の48段の石段があり、その上に八幡神社があります。社の裏山の雑木林には、武蔵野の自然が残っています。私は、石段を一気に登って息がはずんだし、せっかく上がったので、今回は元に戻らず、このまま帰ることにしました。

帰路は、今回のコースとは少し離れますが、瀬田の「フラワーランド」に寄ってきました。ここの園内には、バラのアーチや水車小屋や小川もあり、四季折々の花が楽しめます。さすがに今は花も少ないですが、それでも何組かの親子連れが楽しんでいました。なお、環八道路が近いので、帰りはバスが利用できます。



きしべの路 (1)

2009-02-02 | 雑記
「きしべの路」は、小田急線の「成城学園前」駅から出発します。市街地は道路が輻輳して分り難いので、今回は特に、路面のサインや道標を地図に示して、分り易くしました。四角いのは路面のサインです。最初の目標の「猪股庭園」は、成城5丁目住宅街の中にあるので、特にこの路面サインが重要です。

「猪股庭園」というのは、故猪股 猛氏ご夫妻の邸宅として建てられ、後にご子息が世田谷区に寄贈されたものです。主屋は、文化勲章受賞者の故吉田五十八氏の設計によるもので、武家屋敷風の数奇屋造りの建物です。邸内には、多くの樹木や杉苔を配した回遊式の日本庭園があります。なお、ボランティアの説明者が居て、詳しく案内してくれるので、相当の時間を要します。

そのまま路面のサインを頼りに進み、不動坂を下ると、小田急線のガードの手前、左側に「喜多見不動」があります。この不動堂の本尊は不動明王坐像です。明治の初めに起きた多摩川大洪水のとき、喜多見河原に流れ着いたものを、当時の喜多見の住人が成田山新勝寺で入魂し、お堂を立てて安置したと伝えられています。境内には湧き水による滝があり、滝不動も祀られています。

この先少し右に入ると、一帯に大きな森があります。「神明の森・みつ池」と云って、世田谷区の特別保護区に指定されています。残念ながら柵があって、中には入れないのですが、清らかな湧き水があって、天然のゲンジボタルが生息している珍しい地区だそうです。

これから先は道標に従い、まず上野田橋を渡り、野川に沿って直進します。野川には、時々白鷺が居たりして楽しめます。やがて目指す「次太夫堀公園」が右側に続きます。この公園は、世田谷では余りにも有名で、ここの民家園については、私は何回もこのブログに掲出しています。したがって、今回は写真の表示に止めます。

途中猪股庭園で予定外の時間がかかり、ここまでの歩数も私には限界なので、このコースの第一日目は、ここからバスで帰宅しました。