「きしべの路」3日目は、2日目に切り上げた近くから出発しました。成城学園前駅から都立大学行きのバスに乗り、岡本3丁目で降りると、聖ドミニコ学園の近くで、二日目の帰りに通ったところでした。ここからは「多摩川テラスの武家屋敷門」が近いので、順番は少し違うけれど、ここを最初の目標にしました。

この「武家屋敷門」は、国分寺崖線の緑に囲まれたレンガ造りの「多摩川テラス」というマンションの奥にあります。旧岡山藩城代家老・伊木家の下屋敷の表門だったものを、ここに移されたそうです。間口22メートル、奥行き6.8メートル、切妻造りで瓦ぶきの立派な門です。
その前の「馬坂」という坂を少し下った左側に「瀬田四丁目広場」という標識と囲いがあります。「広場」という名前が付いていますが、ここは屋敷です。貴族院議員を務めた故小坂順造氏の別邸だったものですが、今は世田谷区が所有し、開放されています。庭園は国分寺崖線の斜面を活かし、林の中の散歩道があります。
坂を下ったところに「静嘉堂文庫美術館」の入り口があります。こんなに豊な自然に恵まれた美術館も珍しいでしょう。正門から銀杏や杉などの木立を抜け、ゆるやかな坂を歩いて行くと、大分先に、丸い池をめぐって文庫と美術館が並んでいます。旧三菱財閥の故岩崎弥之助・小弥太氏によって収集された文化財が収蔵されています。いま美術館は2月13日まで休刊中ですが、美しい庭があります。
ここからは少し戻る形になりますが、岡本八幡の下にある「岡本民家園」を最後に訪ねました。丸子川に沿った岡本公園の中心が「民家園」です。江戸時代後期の典型的な農家が再現されています。中も開放されており、囲炉裏に火が焚かれています。今回は特に、管理のSさんと親しく懇談することが出来、最後の思い出になりました。
帰路は、道標に従って東方向に歩き、二子玉川に出ます。距離は有りますが、大部分が快適な「砧線跡遊歩道」です。これで「きしべの路」は終点になります。



坂を下ったところに「静嘉堂文庫美術館」の入り口があります。こんなに豊な自然に恵まれた美術館も珍しいでしょう。正門から銀杏や杉などの木立を抜け、ゆるやかな坂を歩いて行くと、大分先に、丸い池をめぐって文庫と美術館が並んでいます。旧三菱財閥の故岩崎弥之助・小弥太氏によって収集された文化財が収蔵されています。いま美術館は2月13日まで休刊中ですが、美しい庭があります。

ここからは少し戻る形になりますが、岡本八幡の下にある「岡本民家園」を最後に訪ねました。丸子川に沿った岡本公園の中心が「民家園」です。江戸時代後期の典型的な農家が再現されています。中も開放されており、囲炉裏に火が焚かれています。今回は特に、管理のSさんと親しく懇談することが出来、最後の思い出になりました。

帰路は、道標に従って東方向に歩き、二子玉川に出ます。距離は有りますが、大部分が快適な「砧線跡遊歩道」です。これで「きしべの路」は終点になります。