lizardbrain

だらだらぼちぼち

23年

2018年01月17日 12時41分47秒 | 無駄話
早朝、ワタクシの居住地でも異変を感じた。
断片的ながら、時間をおって大変なことが起こった事が報道されている。

神戸には父の兄である叔父一家が住んでいる。
自宅の電話からでは神戸には全くつながらない。
時間が無駄に経過する。
今みたいに携帯電話は普及していない、もちろん、自分は持っていない。
昼過ぎになって、ふと、回線が込み合った時には、家庭の電話より公衆電話の方が繋がる可能性が高いという風説を想い出した。
もしやと思って、手帳と小銭をポケットに入れて近くの電話ボックスに飛び込んでダイヤルする。
繋がらない、呼び出し音さえしない。
温暖な地域とはいえ、1月である。
じっと外にいると、足元が冷えてきた。
かけ直して4回目くらい、ようやく繋がったらしい、受話器から呼び出し音が聞こえた。
だが、電話の向こうの声は、叔父の声ではない。
慌ててしまって間違ってしまったらしい。
お詫びしてもう一度ダイヤルする。
またも先ほどの男性の声がした。
もう一度お詫びして、一旦、自宅に帰る。

母親に尋ねると、その何年か前、叔父一家は同じ神戸市内に引っ越して電話番号が変わっていたらしい。
控えていた番号は引っ越す前のだった。
新しい電話番号をメモして、もう一度電話ボックスに戻る。
その電話ボックスは誰も使っていない。
こんな非常事態だというのに、誰もここから神戸に連絡しようとはしないのだろうか?
とにかく新しい番号にダイヤルすると、1度でつながった。
聴きなれた叔父の声がした。
台所の食器類が落ちて割れたが、建物も電気も水道も異状ないと聞いてホッとする。
今、叔母が市内中心部に住む娘たちの所に向かったという。

幸い、叔父一家はじめ血縁者には大きな被害は無かった。

が、あの時、神戸に2度も間違い電話をかけてしまったのを悔いた。
もう一度電話してお詫びしたいと思いながら、その機会を逸してしまった。