lizardbrain

だらだらぼちぼち

明治村

2013年03月19日 09時33分15秒 | 風景光景

2月16日。
この日の夕刻は、ジャズバイオリニスト寺井尚子とピアニスト佐山雅弘のデュオライヴを観戦する予定だった。

この日は朝からハッキリとした晴天だった。
昼間のうちにどっかに出かけようと、滞在先近くの美術館と博物館をリストアップしていたのだが、こんだけ天気が良いのだから屋内の美術館や博物館よりも屋外の施設の方が良いかも知れない、
と、考えた挙句に、ホテルから30kmほど離れた明治村までクルマを走らせた。

          

                   

                    
明治村には、かれこれ四半世紀ほど前に一度だけ来た事があった。
当時、名古屋に住んでた同級生の所に遊びに行ったら、明治村に連れて行ってくれた。
あいにくその時は1月で雪がちらついていた事しか覚えていない。
せっかくの休日をつぶしてワタクシを案内してくれた彼には申し訳なかったなぁ、と今になって反省している。

          
今回、四半世紀余り隔ててやってきた明治村の空模様はお日様マークいっぱいだったが、とにかく外気温が冷た過ぎた。
ニットの手袋をはめて歩いたのだが、どうにも寒くて辛くなってきた。
明治村の内部は5丁目から1丁目に区分されていて、北側の駐車場から入ると5丁目から散策する事になる。
だが、前回来たときのように雪がちらつく事はないものの、あまりに寒さが身にしみたので5丁目から4丁目あたりまでたどり着いた時点で引き返すことにした。


古い市電に乗って、

                    
これまた古いSLが引っ張る客車に乗って、東京駅(もちろん明治村の中の東京駅ね)で下車。
市電もSLも走行距離は短くて、アッという間に下車駅に着いてしまった。
案内板によると、明治村で使われているSLはイギリス製とアメリカ製の2両があるらしく、この日動いていたのは1874年製のイギリス製で、日本で最初に鉄道が開通した新橋~横浜間も走っていたSLらしい。

                   
その上、SLに連結された客車の一部は、ワタクシが去年6月まで別宅を構えていたあたり、その昔に実際に走っていた客車なのだという。
そのあたりに縁を感じて、SLと客車をじっくり観察してみたが、こんな頼りない連結部分で大丈夫なんだろうか?
と少し心配してみたところで、昔は全てこんなもんだったんだろうなぁと納得しながら出口に向かった。

将来のナマケモノゆえ、気合が足りなくて途中で引き返してきたとはいえ、明治村での滞在時間はおよそ2時間半。
全部まわっていたら、かえって時間が足りなくなるところだったかも知れない。